鳩山衆院議員の筑後市軽視発言、福岡県議会に波及
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福岡6区選出の鳩山二郎衆議院議員が、国に対する地元首長らの陳情に同行した際、筑後市を軽視する発言を行ったとされる問題で、福岡県議会県土整備委員会は2日間審議がストップする異常事態に陥っている。
鳩山議員は、筑後市や大川市など5市町から成る任意団体「花宗川改修期成会」(以下、期成会)の顧問を務めており、11月29日、期成会の国交省への陳情に同行。この時に、同省幹部の前で問題とされる発言をしたという。12日の福岡県議会本会議で、この件に関する自民党県議団の桐明和久県議の質問を受け、福岡県は、その場にいた筑後市・田村貴子副市長に確認。14日の県土整備委員会で、鳩山氏が「筑後市はどうでもいい」などと発言していたことを報告した。
報告を受けて、委員会では、鳩山氏発言をめぐる期成会のなかの対応について確認したが、県側は把握しておらず。このため審議が中断した。翌15日は、同委員会の正副委員長が期成会のメンバーへの確認に追われ、審議が再開されなかった。県土整備委員からは、「河川の改修に優先順位があってはいけない」「新聞報道では、(鳩山氏は)『覚えていない』などと話しているが、それが事実なら、自分の言動に責任を持たない不誠実な対応だ」と、怒りの声があがっている。
【山下 康太】
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