2024年12月22日( 日 )

グルメイベント突然延期 出店予定者から「詐欺」を疑う声

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oosaka2017 今年2月に東京と大阪で同時開催の予定だったグルメイベント「グルメンピック2017」が突然延期となり、主催者と連絡の取れない状況に、出店予定者から詐欺を疑う声が上がっている。

 このグルメイベントは「大東物産(株)」(本社:東京都中野区、中井冬樹代表)が主催。日本最大級のグルメイベントを謳い、20万円から40万円の出店費用で全国から参加する飲食店を募集していた。出店者が確定し、説明会が開催される直前になって、突如同イベント実行委員会が延期を発表。出店費用を振り込んだ飲食店に、一方的な延期通知が届いていた。

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 出店を予定していた飲食店によれば、延期発表直後から実行委員会事務局と大東物産の電話が繋がらない状態だといい、「詐欺を疑わざるを得ない状況」(出店予定者)。すでにネット上では、「被害者の会」も結成されている。

 同イベントに出店予定だった福岡市中央区に店を構えるドイツ料理「シュタットマインツ」の経営者は、「募集は電話や文書のみで、主催者が店舗に来たことはない。(延期の)通知を見た瞬間、騙されたと思った。延期発表から、一度も主催者とは連絡が取れない。同じ被害者同士で情報交換している状況で、会場も延期発表と同時にキャンセルされたと聞いている。仮に詐欺となれば、被害者は全国で数百人を超えるだろう」と話している。

 出店を前にすでに大量に食材を仕入れ、仕込みを行っていた店が多数あるという。仮に詐欺だったとすれば、被害は全国規模になるものと見られている。

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【東城 洋平・村重 珠実】

▼関連リンク
・グルメンピック2017~「詐欺かも」と出店予定者の声(1)
・グルメンピック延期のお知らせ(PDF)

 

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