地域の人材育成でプログラミング教育を推進~日本ソーシャルスクール協会
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総務省が2016年度から取り組んでいる「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業。放課後や土日、夏休みなどを活用し、小・中・高校生向けにプログラミング講座を設置することを目指し、2020年にはカリキュラムへの導入も予定されている。そこで課題となるのは、子どもたちにプログラミングを教える講師の確保だ。
実践を通じた指導者の育成
福岡で若者の教育、就職、起業などの支援を行うほか、地場企業へのCSR導入をサポートするNPO法人日本ソーシャルスクール協会(福岡市)では、昨年10月から、プログラミング講師の育成を始めている。すでにICTの専門知識を有する講師3名、サポート講師3名が在籍しており、今後も子どもを対象としたプログラミング教室や講師(メンター)の育成講座を実施していくという。
同協会の濱川一宏代表は、「ICTやプログラミングの知識がなくても、子どもたちにプログラミング思考や論理的に考え、表現するとはどういうことかといったことを教えられる指導者の育成が目的です。ソーシャルスクールではプログラミング教育について、プログラムを書けるようになることではなく、アイディアを形にする考え方や問題解決能力を育むための取り組みをしています」と語る。
メンター育成講座では、2回の講習と数回の実践ワークを通じて必要な技術を学ぶ。また、これまでに、子どもを対象とした講座を複数回開催しており、4月にも独自カリキュラムによる開催を予定している。プログラミング教育で予想される指導者不足に対し、「プログラミング教育を専門知識にせず、地域や家庭で必要な教育ができることが目的」と濱川代表は語る。日本ソーシャルスクール協会は、講師志望のボランティアを常時募集中だ。
【山下 康太】
<お問い合せ>
NPO法人日本ソーシャルスクール協会
所在地:福岡市博多区博多駅南1‐4‐5 博多駅南QRビル7階
TEL:092-292-6747
E-mail:info@socialschool.or.jp
HP(Facebook):https://www.facebook.com/nposocialschool/関連記事
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