リバレインモールの呪い(4)~不完全な『高級路線脱却』
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設立当初計画していた「スーパーブランドシティ」としての高級確立が失敗に終わった博多リバレイン。2012年3月より高島屋グループの東神開発(株)が単独運営を行うようになり、これまでの高級路線からの路線変更を図るようになった。
地下2階に100円ショップ「セリア」が入居、かつてルイ・ヴィトンやイブ・サンローランなど高級ブランドが占めていた場所には地元調味料販売店やカフェが入居している。ほかにも博多織や自然食品、ティーショップなどが入店し、一見高級路線からは退いたかに見える。しかし、実際に店舗で商品価格を見てみると、食品でも500円~1,000円程度と一般消費者が手に取りにくい価格帯のものも多い。「セリア」のような一般消費者向けの小売店と、品物は良いが若干高価格といえる商品を並べたテナントの並列――高級路線からの刷新を図ってはいるものの、中途半端なイメージを受ける。
皮肉なことに、上層階の大塚家具は路線を巡って一族の壮絶な内紛に至った。消費者獲得に向けてより分かりやすい路線の明示が求められる。
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