福岡県日韓親善協会で金慶珠氏が講演
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7月10日、福岡市内のホテルにて福岡県日韓親善協会の2017年度定時総会が行われた。
同会の田中浩二会長(JR九州特別顧問)は現在の日韓関係について触れ、「1965年の日韓国交正常化の時、両国の人的往来は約1万人だった。それが2011年には500万人、昨年に至っては740万人となった。国交正常化後、50数年でなんと740倍にもなっている」と語り、両国へ訪れる観光客が多いことを喜んだ。
また、昨年1年間で国内への観光客が100万人も増えたほか、韓国から九州に観光で来た人たちが今年1月から4月までの累計実績が前年比50%増となり、4カ月の累計だけ見ても前年の上期を上回る状況とのこと。「昨年は熊本地震の影響で観光客が減っていたので今年は増えるとは思っていたが、予想以上だった」(田中会長)。九州への観光客が増えていることに喜びを見せ、同会が定期的に親睦を深め合い信頼関係を築くことができている賜物と評した。
会では在日本大韓民国民団福岡県地方本部団長の李相鎬氏、韓国の慶尚南道韓日親善協会会長のキム・ジャンヒ氏があいさつ。キム氏は7月5日に発生した福岡県朝倉市・大分県日田市を襲った豪雨災害について触れ、亡くなられた方々に哀悼の意を捧げた。会の冒頭では全員が起立し、黙とうを捧げた。
また、9年ぶりに講演会も開催され、テレビ番組でお馴染みの韓国人コメンテーターの金慶珠(キム・キョンジュ)氏が「文在寅(ムン・ジェイン)政権誕生と今後の日韓関係」について語り、独特な口調で来場者を沸かせた。金氏は今後の日韓関係について、「政治的関係を復元させていくことが大事」と語り、「新婚夫婦が関係の冷めた中年夫婦になり、そして老夫婦となるようにお互いを見る知恵をつけなければならない」と表現。韓流ブームの重要性についても語り、「韓国のコンテンツを日本のマーケットで売ることで生まれた韓流ブームが日韓の共同作業で生まれたもの」とし、更に発展させていくことが両国のためになる、とした。関連記事
2024年11月20日 12:302024年11月11日 13:002024年11月1日 10:172024年11月21日 13:002024年11月14日 10:252024年10月30日 12:002024年11月18日 18:02
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