設立45周年、新たなる挑戦 次世代建築分野へ進出する(前)
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照栄建設(株)
地場ゼネコンの照栄建設(株)は、今年6月に設立45周年を迎えた。今年8月より3代目の代表取締役社長に就任した冨永一幹氏は、『人の集う会社』を築いていくと同時に、今日まで培った建設業としての財産をより生かした、事業展開を進めていく。
深い地元への愛情
45年間、福岡都心部を中心に数多くのオフィスビル、マンション、戸建住宅、医療関連施設、商業施設などの建設を手がけてきた照栄建設(株)。地場ゼネコンのトップクラスとして今日も業界をリードし続ける。設立以来、赤字を出したことは一度もなく、無借金経営を今日も続ける安定経営は、堅固なマネジメントによって支えられている。
同社は設立時より一貫して、地域密着型の建設業としての事業展開を行ってきている。モットーは、「お客さまがいて、私たちがある」。顧客の声に耳を傾け、顧客の想いをカタチにした建築・構造物を提供し続けている。そのために同社は、同社の協力専門業者や職人との強固な関係構築、そして何よりも同社が全社一丸となって、総合力を駆使して地域のまちづくりを実践。同社はその強力な結びつきを生かして、福岡のまちづくりへの多大な貢献を行っている。そこには、「福岡は未来永劫、輝き続けるまちであってほしい」という、福岡のまちに対する深い愛情を感じることができる。
設立以来最高の業績を達成
同社の2017年5月期決算は増収増益で、設立以来最高の売上高・利益を更新する結果となった。その要因となったのは、賃貸マンションが好調であったこと。「近年続いている不動産投資需要が高まっていることにより、好調さが続いております」(冨永代表)。日銀の量的緩和を背景に不動産向け融資残高がピークとなり、とくに賃貸関連の不動産を所有するオーナーは、安定したインカムリターンが期待できることから、賃貸マンションの資産運用が活発化していることが後押ししている。同社の手がける賃貸マンションは、常に100%近くの高い入居率だという。賃貸マンションと同様に、ホテル建築も同社の業績の好調さを牽引している。このホテルも有効な不動産資産運用の手段として活用されており、同社精鋭のメンバーが優れた立地条件の土地を仕込むことで、集客力と稼働率の高いホテルを提供するのだ。とくに博多駅前での実績を上げており、今後も国内外からの観光需要、ビジネスの用途が増加することが予想され、博多駅のみならず福岡都心部への活発なホテル建設は継続されるだろう。
前述通り、設立以来一貫して黒字で無借金経営は継続されており、自己資本比率は48.7%で前期と比較して9%上昇。さらに強固な財務基盤が構築され、盤石の経営マネジメントが実践されていることがわかる。
(つづく)
【河原 清明】<COMPANY INFORMATION>
代 表:冨永 一幹
所在地:福岡市南区向新町2-5-16
設 立:1972年6月
資本金:7,000万円
売上高:(17/5)138億8,387万円
URL:http://www.shoei-k.com法人名
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