2024年12月19日( 木 )

まちかど風景・筑紫野市 動きのないスーパー跡地

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 人口増加続くベッドタウン、福岡県筑紫野市。市制移行の1972年に4万人余りだった人口は10万を超え、今も増加は続いている。住宅需要は堅調で、新築工事が至るところで確認できる。JR二日市駅、西鉄朝倉街道駅周辺を歩いてみた。

 引き際は鮮やかだった。対面にライバルのスーパーが出店すると決まると、即座にジョイント二日市店は閉店した。昨年2月のことだった。固定客を相当数抱えていたはずだが、決断は早かった。その後、建物は残っているが、特に動きはないようだ。寂しい雰囲気だけが漂っている。

 一方、向かいに出店したマックスバリュエクスプレス二日市店は早朝から来店する車が多く、買い物客が押し寄せている。早朝7時から、深夜23時までの営業時間の長さも魅力的だ。2店の対照的な図に、新旧の勢力交代を見た気がした。

 あれだけマックスバリュに集客されては、ジョイント跡地に出店しようと考える同業は出てこないのだろうか。昼夜問わない集客に便乗して、別業態が入るのも面白いと思うのだが……。

【東城 洋平】

 

関連記事