2024年12月12日( 木 )

太宰府市長選、元衆議院議員 楠田大蔵氏出馬へ

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楠田 大蔵 氏

 福岡県太宰府市の芦刈茂前市長の失職にともなって行われる市長選(2018年1月21日告示、28日投開票)に15日、元衆議院議員の楠田大蔵氏が無所属で立候補すると表明した。

 楠田氏は03年11月の衆院選に福岡5区から当時の民主党公認で出馬し初当選。衆議院議員を3期務めた。今年10月に行われた衆院選では、同じ福岡5区に希望の党公認で出馬したが落選した。福岡5区には太宰府市が含まれており、同氏はSNSなどでたびたび太宰府市政の混乱について触れていた。なお、希望の党からは12日に離党したとのこと。

 楠田氏は、「立候補を表明している(前市長の)芦刈氏も(前教育長の)木村氏も、市政の混迷を招いた執行部の人間だ。私自身が市民にとって新たな選択肢となりたい。これまでの活動で得た国や県とのパイプを生かし、太宰府がもつ底力を引き出して日本を代表する都(まち)にする」と語り、国政経験を新しいまちづくりに生かしていく考えを示した。

 太宰府市長選には、失職した芦刈茂前市長が立候補を明言したほか、13日には太宰府市の教育長を辞任した木村甚治氏が出馬を表明している。楠田氏の出馬で、市長選はより激しいものになることが予想される。

【犬童 亮範】

 

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