イノベーション志向による『世界で役に立つ企業』へ~富士経営グループ(前)
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企業再生のプロフェッショナル、そしてパイオニアでもある富士経営グループ。同社設立より40余年、今日までに約700社の企業再生を手がけ、中小企業の再生に尽力し続けている。地元・福岡の地で中小企業の再生・発展など総合的な視野での支援を実施し、“現場第一”の実践的な指南を行う。
現状打破を試みること
同社の崎田松男代表の理念は『地球上の人々の安全・安心・安定の思想』。その同社のエッセンスは、1987年から30年間開催されている、『富士経営塾─TOP MANAGEMENT TRAINING(TMT)』の経営者養成講座、2014年2月よりスタートした『ひらめきアカデミー』などを通じて伝えられ、広がり続けている。
同社が提供する事業のコンセプトには、“一歩先の現場のコンサルティング”というモットーが掲げられている。
「現在我が国には、約260万の中小企業が存在します。アベノミクスの影響で改善されているものの、依然としてその65%にあたる169万社が赤字企業で、それ以外の10%に粉飾決算の疑いがある、というのが現実です。一方で大手企業は、過去最高益を達成するなど好調な業績を積み上げております。なぜ、中小と大手に差があるのでしょうか。大手企業は、続々と新技術やサービスを世に送り出してきています。それは、売上高の約5%を開発費として投資しているからです。常に新たな事業展開を視野に入れた準備を徹底して行っているのです。対して中小企業の約80%は、新しい試みを行う準備ができていません。ハッキリいいますが、新しい試みの準備が出来ていない中小企業は、残念ながら座して死を待つのみです。準備するためには、イノベーション志向に発想を転換することです」と説く崎田代表。
中小企業が生き残り進化していくためには、イノベーションに備える必要がある、というのだ。崎田代表は、イノベーションを実現するために必要な分野を【表】のように挙げている。
これらは、「今までにない」または「他者がやらない、着手していない」ことをやるべきだ、という視点でもある。「多くの企業は、経営改善やリストラ、コスト削減などの発想に立っています。もちろん、これらは経営において重要なことです。しかしながら、企業を再生しさらに進化させるには、これだけでは限界があります。まず、自社の事業を見直すことをおすすめします。そこには必ず光るものがあるはずです。そして『今までにないこと』『人がやらないこと』という視点で発想することです。それがイノベーション志向を通しての企業経営者の発想です。その発想の先には、必ず『お役に立つ』という考えでの思考が生まれてきます」(崎田代表)。
【表】の1~6の分野を発想していくことが、イノベーションの動機付けとなっていくという。イノベーションの定義は、「現在の市場で、供給が極めて少ない分野を開拓することがイノベーションの本質です」(崎田代表)ということになる。
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【河原 清明】<COMPANY INFORMATION>
代 表:崎田 松男
所在地:福岡市中央区天神2-14-8
設 立:1976年10月
資本金:1億3,500万円
TEL:092-781-7300
URL:http://www.fujikeiei.net事業内容:経営コンサルティング、M&A、企業再生、後継者育成ほか
グループ企業
(株)富士経営、(株)富士マネージメントアカデミー、(株)富士情報デザイン、(株)富士エコ研究開発、(株)富士投資育成関連キーワード
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