運賃無料のタクシー登場！？ 福岡のベンチャー企業が計画

　これまでの常識を覆す運賃無料のタクシーサービスが来年3月、福岡で誕生するかもしれない。福岡市のベンチャー企業（株）nommoc（本社：福岡市博多区、吉田拓巳代表）が、（株）日本クラウドキャピタルが運営する株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」で、日本で初となる無料の配車・運行サービスの計画を発表した。

　利用者は、スマートフォン（スマホ）の専用アプリを通じて配車を依頼。目的地に到着するまでの間、車内に搭載されたディスプレイに店や商品などの広告が配信され、広告スポンサーが運賃を負担する仕組み。アプリを通じて利用者の趣味・嗜好などの情報を収集するとともに、将来的にはAI技術を導入して利用者の行動パターン分析や好みの学習を行い、利用者とスポンサー企業とのマッチングをより高めていくという。来年3月に国内初のサービスとして福岡市・天神エリアを中心に車8台から試験運用を行い、その後、東京や大阪など国内主要都市へと展開を広げ、将来的にはアジアシフトも視野に入れている。

　資金調達の第1弾として、「FUNDINNO」を通じて資金5,000万円を調達する予定としている。申し込み受付は、12日午後7時から。

Nommoc HP：http://nommoc.jp/​