九菱地所・松下宗正氏の裁判事件簿(4)~同社に6,500万円の支払い命令下る
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実質経営者が会社の資金をもち出し、失踪。取引先への未払いが発生していた九菱地所(本社:福岡市南区、松下照海代表)が取引先の1社から請負工事代金などをめぐって、福岡地裁に訴えを起こされていた事件で、ようやく1つの結論が出た。
訴えを起こした下請業者の請求通り、福岡地裁は九菱地所に支払い義務があると認め、同社に対し約6,500万円の支払いを命じる判決を下した。ただ九菱地所および現代表に資力はないとされており、失踪の松下宗正氏の「逃げ得」は変わりない。
実質経営者とは、自称会長・松下宗正氏。昨年6月、取引先への支払い日直前に、会社の金をもち出したまま突然連絡が取れなくなり、以降関係者が行方を捜したものの、いまだ発見には至っていない。一部の工事において、施主は元請である九菱地所に工事代金を支払っていたが、その大部分を松下宗正氏がもち出したため、下請業者に工事代金が払えなくなっていた。宗正氏は会社の実印、銀行印、ゴム印、預金通帳、業務を管理していたパソコンに至るまで持ち去っていたことがわかっている。
【東城 洋平】
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