心魂を傾けるイノベーションセンターとして中小企業の発展を支え続ける(前)
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富士経営グループ
実践型コンサルの第一人者
福岡の企業再生のパイオニアである富士経営グループ。同社は設立より40年を越え、今日までに約700社以上の中小企業再生を手がけ、成果を出している。
同社の崎田松男代表の理念は『地球上の人々の安全・安心・安定の思想』だ。その理念を基に事業を展開しており、机上の空論や、しゃくし定規な書面上の決まりではなく、それぞれの企業の特性を緻密に見極めながら、対象となる企業の現場に入り、企業が抱える課題を明示し、経営者や幹部社員と一緒に課題を克服するための指南を行う。さらには、その先の営業網を構築するためにはどうするのか、という活動にもおよんでいる。
同社の経営コンサルティングは、まさに実践型コンサル。同業他社が金融的なコンサルを中心としているなか、同社は、そのはるか先のレベルの指南を企業に提供し続けている。顧客先には、すべてシンプルでわかりやすく、独自性・独創性に富み、さらに社会や地域への貢献度が高いビジネスモデルを提供している。富士経営のコンサルティングを受けて窮地から救われた中小企業の多くは、崎田代表の理念を心に刻みながら、今日もそれぞれの市場で活躍している。
イノベーション志向が一番
崎田代表は、中小企業が生き残るためには、イノベーション志向が一番だと断言する。イノベーションとは、新しいビジネスモデルや技術、価値観を創造する思考とそれに付随する活動のことを指す。
以前、崎田代表は、イノベーションはどのような分野に必要なのかについて、以下の6点を挙げた。1.新しい体質づくり─現場の潜在ニーズから創造し、実行できる仕組の分野
2.新しいサービスと製品開発の分野
3.新しい生産技術とその方法の分野
4.新しい販路と開拓の分野
5.新しい原料の調達と活用の分野
6.1~5を全部考慮した総合分野これらは、「今までにない」または「他者がやらない、着手していない」のはどういう分野か、という視点である。「自社の事業を見直せば、必ず光るものがあります。そして『今までにない』『人がやらないこと』という切り口と新しい視野で発想することです。それがイノベーション思考を通した企業経営のための準備です。その発想の先には、必ず『お役に立つ』という考えでの思考が生まれてきます」(崎田代表)。
「今までにない、人がやらないこと」を考えることが、イノベーションの原理原則であると崎田代表は見定めている。先に挙げた6つの分野を発想していくことが、イノベーションの動機付けになっていくという。
(つづく)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:崎田 松男
所在地:福岡市中央区天神2-14-8
設 立:1976年10月
資本金:1億3,500万円
TEL:092-781-7300
URL:http://www.fujikeiei.net<プロフィール>
崎田 松男(さきた・まつお)
福岡を中心に中小企業の再生・発展などを総合的にサポート。「福岡における企業再生コンサルティングのパイオニア」と評される。関連記事
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