あらゆる角度から事業課題を解決、頼れるパートナーとして企業をサポート(後)
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(株) グランドビジョン
クライアントに最適なソリューションを提供
さまざまな商品やサービスが世の中にあふれる昨今、マーケティング戦略の重要性はますます高まっている。そんななか、同社が新たに取り組む事業がある。それが18年2月にリリースした、人工知能(AI)を活用した広告レスポンス予測サービス「GAM(Grandvision AI Marketing)レポート」だ。
同サービスは、顧客の属性、購入履歴、広告施策、広告レスポンスといったクライアント企業内部にある情報を始め、競合他社の動向、市場動向、天気や気温、社会情勢などの外的な要因まで参考になり得るビッグデータをAIに学習させ、知りたい未来を導くというもの。たとえば、通販番組を放送するテレビ局や放送時間帯、長さなどに基づき、顧客がコールセンターに問い合わせたり、実際に購買したりする件数を予測する。今まで通販会社や広告代理店の担当者たちの経験則から効果を予想して放送枠を決めていたが、新サービスを使えば高精度で効率的な広告出稿が可能となった。加えて、AIを導入することで通販会社や広告代理店も効率的なマーケティングが可能になる。この新サービスの初期導入費は30万円(税別)から。月額料金として広告出稿料の1%相当の額と比較的リーズナブルに導入が可能だ。予測にはAIの機械学習サービスを手がける(株)グルーヴノーツのサービス「マゼランブロックス」を活用しており、すでにグランドビジョンの一部の顧客企業の過去の実績データを学習するなど、精度の向上が続いている。入力データの分量にもよるが、平均9割以上の精度が出る場合もあるという。導入メリットとしては、「費用対効果の最大化」「隠れた良枠への予算投下」「受注コストの削減」などが期待できる。
「私が社会人として働き始めて20年くらい経ちますが、その間にもさまざまなイノベーションにより、ビジネス環境も大きく変わっていきました。今後ますますAIの波は進んでいくことでしょう。その波に逆行せず、また停滞せずにうまく波に乗ることが大事だと思います。AIといっても、その領域は細分化されています。我々はマーケティング領域に重きを置きつつ、どういった場面でAIを活用できるのかということを突き詰めて、企業のお役に立てる体制をつくっていきたいと考えています」(中尾社長)。
誰のために、何をするのかという本質を捉えつつ、時代の流れに沿った提案をし続ける同社の今後に期待がかかる。
(了)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:中尾 賢一郎
所在地:福岡市中央区天神2-4-5 デイトンビル2-3F
設 立:2011年11月
資本金:2,000万円
TEL:092-718-3041
URL:http://gvn.co.jp<プロフィール>
中尾 賢一郎(なかお・けんいちろう)
1975年、鹿児島県生まれ。大学卒業後、広告企画会社に入社。(株)電通九州に転職し、多くの販促マーケティング、プロモーション企画に携わる。2011年に(株)グランドビジョンを立ち上げ、代表取締役社長に就任。そのほか、(一社)福岡中小企業経営者協会の理事を務める。関連キーワード
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