安全・快適な環境を全国へ、一丸で高品質サービスと社会貢献に臨む(後)
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(株)グリーンクロス
同社の商品と営業力の強さは、15年4月期に売上高が初めて100億円を突破してから、16年4月期に114億円、17年4月期に133億円と好調に伸びていることからも見て取れる。さらに上場会社の評価基準として取り扱われる、ROE(自己資本利益率)も高水準を保つことからも、堅実な経営が営まれていることがわかる。ROEは自己資本でどれだけの利益を生み出しているかを表す。少ない自己資本でより多くの利益を生み出すことができる経営者は、経営に長けていると判断することができる。「経営上手」といわれる高ROEの水準は10%以上とされるが、同社のROEは12%以上を超える。
創業から50年、引き継がれる地域貢献・顧客満足への思い
全国に展開しながらも、その地域ごとの特色を大事にし、地域密着型企業として社会へ貢献できる企業を目指す同社。その姿勢は、昨年12月に経産省の「地域未来牽引企業」に選定されたことにも表されている。
「地域未来牽引企業」とは、地域特性を生かして高い付加価値を創出し、経済効果の波及により地域の経済成長を牽引する事業を展開する中核企業を選定するもの。多さまに存在する社会の環境ニーズに、誠心誠意応えることを使命とする同社の社会貢献に懸ける思いの強さや、これまでの実績が認められ、かたちとなったといえる。
「お客さまに満足いただける商品やサービス提案するには、まず提供側の心が豊かである必要がある」。そう考える久保代表は、人材の育成にも余念がない。積極的に拠点を展開するためには、並行して人材を確保することが必要となる。どの企業も人材不足に喘ぐなかで、高い提案力を保持した社員が揃う同社。それは人材教育への投資を惜しまなかった創業者の故・青山氏の姿勢を、久保代表がしっかりと引き継いでいるからだといえる。さまざまな研修や人材育成プログラムを導入し、社員が本来持てる能力を、自然なかたちで発揮できるよう、環境を整える。
通常は、社員や支店が増えるほど、1人ひとりに目が行き届きにくくなり、足並みがそろいにくくなる。同社の社員が1人ひとり、仕事を通じて社会へ貢献したいという活力に満ちているのは、しっかりとした社員教育の元に、全員に理念が根付いているためだ。
社会に貢献できる企業でありたい、顧客により良いサービスを届けたいと社員が考え、行動できる環境が、同社の基盤をますます強固にすることは間違いないだろう。
全国制覇に向けて、一丸となって進み続けるグリーンクロス。社会環境への貢献、提案力の高さ、人材を大切にする思いは不変でありながら、必要なものは常に取り入れ、革新し続ける。
変化していく時代のニーズを見据え、次なる顧客満足のために邁進する同社に、ますます期待がかか
る。
(了)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:久保 孝二
所在地:福岡市中央区小笹5-22-34
設 立:1971年7月
資本金:6億9,726万円
TEL:092-521-6561
URL:http://green-cross.co.jp<プロフィール>
久保 孝二(くぼ・こうじ)
1971年2月生まれ。98年7月に(株)グリーンクロスに入社。2008年8月に久留米支社長代理、02年5月に久留米支社長、04年5月に営業開発次長、05年5月に執行役員営業開発部長、08年7月に取締役などを歴任。11年4月に代表取締役社長に就任。法人名
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