2024年04月20日( 土 )

『親子の絆』を大切に~西日本MR物流グループ

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 「親子の日」をご存知だろうか?親子の日は5月の母の日、6月の父の日とあるなかで、「年に一度親子が向き合う日があってもいいじゃないか」という米国人写真家のブルース・オズボーンさんの発案により2003年から始まった。毎年7月の第四日曜日を親子の日としており、今年は7月22日がそれにあたる。

 西日本MR物流グループの原武運送(有)の松門龍治社長(43歳)は幼い時に母親と死別した。自身が小学1年生のころのことだ。「とても厳しい母親だった」という想い出しかないという。松門社長は6年前に独立。当時、経営については何もわからなかったが、親身になって教えてくれたのが、久留米市の税理士・矢野志乃ぶ氏だという。1人で会社を立ち上げ、悩んでいる時に経営の実務的なことや税金関係の指導を仰いだ。「右も左もわからない自分に親身となってアドバイスをいただき、時には本気で怒ってくれた。経営者にとって良い事と悪いことを教えてくれた。この経験はとても大きかった」。この出会いが心の支えになり、今では運送から倉庫業、タイヤ交換に至るまで複数の企業を有するまでになった。松門社長は矢野氏からかけてもらった次のような言葉を励みに仕事をしているという。

 「人の先を行きなさい」。シンプルな言葉だが、時代に乗り遅れないのは当然のことながら、流行りの先を行き、自分でレールを引く人間になろうと思ったのは、この一言があったからだ。デフレ経済となり、物価がなかなか上がらないなか、真っ先に皺寄せを受けるのが運送業界。配送料金は、最初に値下げ対象となるからだ。その煽りを受け、倒産した物流業者も少なくはない。そのようななか、松門社長は次々に新しい事業に参画し、規模も拡大。24時間、丁寧なサービスで依頼主が安心して任せられる関係を構築している。「矢野先生との出会いがなければ今の自分はない」。松門社長は亡き母親の姿を重ね合わせ、矢野氏のことを“母”と慕っている。

 人手不足に悩む物流業界にあって週休3日制の導入を始めるなど果敢に新しい取り組みへの挑戦を行っている同社。「感謝の気持ちを忘れずに謙虚に前向きに仕事をしたい」と松門社長は語る。西日本MR物流グループは、トップと社員が楽しく仕事をしている。目指す組織体は家族。何でも意見がいえる親子のような関係と言っても過言ではないだろう。グループでは現在、一緒に働くスタッフを募集している。詳細は同社までお電話を。

<COMPANY INFORMATION>
西日本MR物流グループ 原武運送(有)

本 社:〒830-0114 福岡県久留米市三潴町福光324-3 
TEL:0942-64-5033

関連記事