西部ガス、液化天然ガスの中国向け通年出荷を開始
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西部ガスは12日、中国へのISOタンクコンテナを利用した液化天然ガス(LNG)の通年出荷を開始したと発表した。北九州港のひびきコンテナターミナル(北九州市若松区)から専用のコンテナ船で出荷する。中国の販売先はジャスダ・エナジー・テクノロジー(上海)社(準時達能源科技(上海)有限公司)。ISOタンクコンテナとは、国際基準のISO規格に基づいて製造された安全性の高いコンテナ。
西部ガスは昨年1月、ジャスダ社向けにISOタンクコンテナによる中国へのトライアル出荷を実施。12月から今年3月までの4カ月間に毎週出荷し、合計約1万トンを出荷していた。今後、2022年3月までの1年間に合計約5.9万トンを出荷する予定としており、ISOタンクコンテナによる通年出荷は国内初という。
西部ガスグループは、ひびきLNG基地を活用したグローバルビジネスを推進し、アジア地域におけるLNG取引の拠点化を進める方針。LNG供給の多様性の拡大と自由度の向上、天然ガスへの転換による低炭素化に貢献するとしている。
【茅野 雅弘】
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