【ハウステンボス】株の売却めぐり「七社会」株主がコメント（追加情報：午後4時15分）

　旅行大手のHIS（エイチ・アイ・エス）が、長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」（HTB）を香港の投資ファンドに売却する方向で調整していることが明らかになった。売却先は、香港に拠点を置く投資ファンド「PAG」で、売却額は数百億円規模になるとみられる。

　HTBの株式は、HISが66.6％を保有し、残りを九州電力（13.3％）、西部ガスホールディングス（10％）、九電工（5％）など福岡の「七社会」（※）で保有している。

※七社会＝　福岡に本社を置く主要企業7社のこと。九州電力、九電工、西日本鉄道、JR九州、西部ガス、福岡銀行、西日本シティ銀行で構成。

　HTB株売却の動きについて、九州電力、西部ガスホールディングス、九電工、各社のコメント。

▶九州電力（本社：福岡市中央区／代表：池辺和弘）
(1) 当社としてはHTB株の売却に関するすべての質問に答えられない。
(2) 適時開示について現段階では予定していないが、開示すべき情報が出た時点で判断する。

▶西部ガスホールディングス（本社：福岡市博多区／代表：道永幸典）
(1) HTB株売却の動きについては報道などで知った。報道後に電話での問い合わせなどがあった。
(2) HTB株の売却については決定していない。
(3) この案件について、今後特に適時開示する予定はない

▶九電工（本社：福岡市南区／代表：佐藤尚文）
(1) 売却の動きについては、（報道の前に）そういう話があるとして聞いていた。
(2) 株の売却などについては、今後詳細な情報をつかんだうえで検討・判断する。
(3) 適時開示についても、現段階で決まったことはない。

（追加情報・午後４時15分）

▶JR九州（本社：福岡市博多区／代表：古宮洋二）
(1) HTB株売却の動きについては報道で知った。
(2) 当社が保有するHTB株の売却などについては、特に予定していない。適時開示すべき情報も現段階ではない。

【データ・マックス編集部】