2024年05月20日( 月 )

九電23年3月期連結、最終赤字750億円の見通し

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 九州電力(株)は1月31日、2022年3月期第3四半期の連結決算を発表した。それによると売上高が1兆5,675億1,000万円(前年同期比31.0%増)、営業損益が1,205億8,800万円の赤字(前年同期は744億8,200万円の黒字)、経常損益が1,305億5,400万円の赤字(同593億1,900万円の黒字)、最終損益が894億3,100万円の赤字(同359億2,700万円の黒字)だった。

 同社は「燃料価格の上昇により燃料費調整の期ずれ影響の差損が前年同四半期に比べ拡大したことに加え、卸電力市場価格の上昇により購入電力料が増加したことや、原子力発電所の稼働減により燃料費が増加したことなどから、赤字となった」としている。

 なお、23年3月期通期の連結業績予想について、これまで未定としていたが、今回公表した。それによると売上高が2兆2,500億円(前期比29.1%増)、営業損益が900億円の赤字(前期は486億2,400万円の黒字)、経常損益が1,000億円の赤字(同323億8,400万円の黒字)、最終損益が750億円の赤字(同68億7,300万円の黒字)を見込んでいる。最終赤字を計上すれば3期ぶり。株主への配当を見送る。通期無配は8年ぶり。

【新貝 竜也】

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