2024年05月21日( 火 )

再整備進む西公園、展望広場周辺の整備業者を公募へ

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 福岡県は西公園の中央展望広場周辺エリアを、Park-PFIの導入によって西公園全体の「にぎわいの核」として再整備する方針だ。これに先立ち県は8日、飲食施設などの休憩機能や眺望環境の拡充を図るための整備を担う、事業者の公募を開始した。

■西公園概要


再整備事業イメージ、建造物の配置はイメージであり確定したものではない

■主な公募条件

 今回の公募対象となる再整備事業は「県営西公園官民連携事業」として展開される。今後のスケジュールとして、説明会を5月20日(月)に実施、参加登録の提出受付が8月15日(木)まで、プレゼンテーションが9月3日(火)、9月下旬頃に設置等予定者の決定となっている。

利用者で賑わうドッグラン
利用者で賑わうドッグラン

    県は2021年9月に「西公園再整備基本計画」を策定して以降、同計画に基づき新たな賑わい創出を目指し西公園の再整備を進めてきた。23年10月にはドッグランが開園。開園以降約5,400人、約4,200頭が利用するなど(23年10月22日~24年3月31日までの総計)、散歩コース、立ち寄りスポットとして相応の誘客効果を発揮している。

 このほか、西公園入口から中央展望広場までの園路整備が完了し、適宜園内の植栽剪定作業も実施されている。今後も、中央展望広場から出口までの園路整備や光雲神社参道周辺整備などが計画されている。

新設予定の展望施設イメージ
新設予定の展望施設イメージ

    着々とリニューアルが進む西公園において、注目されるのが中央展望台に新設される展望施設だ。(株)エスティ環境設計研究所が手がけた、まるで空へと上っていくような直線のロングアプローチは、西公園の新たなランドマークとしても期待されている。

 県による多目的広場や森の遊び広場の整備も計画されており、西公園は県民の憩いの場にとどまらず、交流拠点としてもその存在感を高めることになりそうだ。

 なお、県営西公園官民連携事業の完了は26年3月末頃を予定している。

新設予定の展望施設イメージ
森の遊び広場イメージ

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【代 源太朗】

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