2024年11月24日( 日 )

少子化のなか、福岡市西区で進む教育施設の新設・改築

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 厚生労働省発表の人口動態統計の年間推計によると、2015年に生まれた新生児の数は100万8,000人。新生児の数が、実に5年ぶりに増加へ転じた喜ばしいニュースである。しかし、少子高齢化が進むなか、こうした報せを実感できる地域は少ないのではないか。
 そのようななか、福岡市西区、九大学研都市駅周辺は、子どもたちの増加を実感できるエリアだ。同エリア周辺には、建設中のものを含め、さまざまな教育施設が存在する。

ito

 いと保育園は事業主(福)健幸会、(株)西中洲樋口建設施工で2013年12月に竣工した。JR九大学研都市駅、国道202号線側でアクセスは良好。イオンモール福岡伊都がすぐ近くにあるので、買い物にも不自由しない。RC造の2階建て、敷地面積1,072.08m2。乳児室、ほふく室などを備えるほか、屋外遊技場も完備している。定員概要は以下の通り。

ito_h

 現在建設中のものでは、2017年春開校予定の「福岡市立西都小学校」がある。同校はRC造の地上4階建て、校地面積15,390m2。全26教室を予定している。建設工事に関しては、北棟を岩崎・柿原・黒木JV、南棟を松本・上村・今林JVが担当する。

saito

 また、西区太郎丸では、太郎保育園の増築・大規模修繕工事が行われている。

tarou

 設計・監理を(有)福岡建築設計事務所、施工を匠建設(株)が担当する。定員概要は以下の通り。

tarou_h

 九大の伊都地区への移転がスタートして10年あまり。戸建・マンション・アパートなど、住宅の新築工事は今もなお続いている。そのほとんどが学生向けではあるが、こうした教育施設の動向を通じて、同エリアには確実にファミリー層も定着していることがうかがえる。

建設情報サイトはこちら>>
建設情報サイトでは建設業界に関する情報を一括閲覧できるようにしております。

 

関連記事