◆九州流通企業の上位30社ランキング(3)
かつては寿屋とともに九州首位を競ったダイエーは相次ぐ店舗閉鎖で10位に転落。減収率でも13.8%と30社中最大だった。スクラップはほぼ終了としているが、既存店の前年割れから脱出できないでいる。
同じく大幅に後退したのが西友の九州子会社、九州西友。減収率の21%は九州の本社を置く流通企業では最大。前期は減損会計適用のせいもあって21億4,900万円の当期損失を計上、自己資本は60億1,100万円のマイナスと債務超過に陥っている。親会社西友の業績不振が影響し、主力大型店の改装やテコ入れに手が回らないのも響いている。9月からサニーと商品部を統合し仕入コスト削減に乗り出している。
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【目次】2007年度版|九州地区スーパー業界特別レポート
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