昨今の食品問題(中国産農薬混入・消費期限偽装など)は、改めて「食育」のあり方について考えさせられる。一方で、公共事業の縮小により受注が減った建設業者が農業に参入するなど、異業種の農業への進出も見られる。
カンボジアでも今、農業にビジネスチャンスがあるという話。カンボジアは農業用水確保が難しい国だが、今は少量の水で栽培できる野菜がある。もしそれがある程度大量生産できれば一括で買うという日本の商社があるようだ。
あまり知られていないかもしれないが、海外からカンボジアへの投資額はフランス40%、中国15.8%、韓国・台湾9.4%に比べ、日本はわずかに0.4%。他のアジア諸国と比較しても最下位である。
逆に言えば、今ならカンボジアの農業分野でビジネスを始めれば、やりようによっては日本で第一人者になれるということ。工場用地やインフラ整備の問題はあるが、農業の振興が雇用を生み出し、今こそ安心・安全な食品をもたらす流通構造を作る機会でもあるのではないか。
またバイオマスにも応用できるため、原油価格高騰下における燃料の見直しもできる。
利益を地雷撤去やHIV/AIDS、孤児の支援などに還元することも、実は自身のビジネス環境を整えることにつながるのである。
カンボジアの経済については→http://www.cambodiainvestment.gov.kh/
カンボジアの現状については→https://www.data-max.co.jp/2008/03/cmc_1.html