2007年を表す漢字が「偽」だったことは記憶に新しい。2000年の雪印乳業による集団食中毒事件に端を発し、堰を切ったかのように企業の膿があふれ出た。雪印食品、日本ハム、不二家、石屋製菓、赤福、そして船場吉兆…。食品業界だけではない。電力会社のデータ改ざん、自動車メーカーのリコール隠し、かつての日本最大企業による粉飾決算、一連の耐震偽装問題など、産業界でも不祥事が相次いだ。歴史も実績もある企業らの悪しき体質が、長い時間をかけて“培われて”きてしまったとも言うべきか。
COMPANY INFORMATION
代 表:脇山 太介
本 社:東京都中央区日本橋2-3-21
八重洲セントラビル2F
福岡支社:福岡市博多区金の隈1-28-46
設 立:2000年4月
資本金:1億1,800万円
TEL:03-5201-8800(本社)
092-504-1177(福岡支社)
URL:www.d-quest.co.jp
包括的な企業リスクコンサルティング
冒頭に記した問題・事件の多くは、内部告発によって発覚している。企業にたまった澱に、外部(=経営者を含む、当事者以外)から光を当てるのは難しい。どこぞの高級料亭のオーナーのように、トップ自ら率先して偽装してしまうケースは言語道断だが、ある程度の規模の組織になれば、当事者以外は分からない部分が必ず出てくる。そこに「澱」が溜まる。そこで、「内部統制」をどうするかということになるが、いくら優れた内部管理システムが築かれていようとも、それを運用する社員の意識が整備されていなければ不十分だ。
こうした状況を受けて、(株)ディー・クエストでは、人的リスクまでを含めた、包括的な企業リスクコンサルティングを行なっている。
提供するサービスのひとつが、内部統制に有効な「内部通報ヘルプライン」。ただ同社では、そうしたシステム提供だけでなく、コンプライアンス向上研修・教育や不正対策エキスパート・CFE(Certified Fraud Examiners=公認不正検査士)の育成など、人的リスク軽減のための包括的なサービスを展開している。
つづく