オレンジライフ(株)(柴田巌社長)は10月1日をめどに親会社の(株)エブリデイ・ドット・コムと合併する。08年3月期で経常黒字に転換し、安定して利益が出せる見通しが付いたことから合併を決め、6月6日付けでエブリデイと合併契約書に調印、同26日開催の株主総会で承認された。同期末で9億9,900万円の債務超過を抱えるが、債務の株式化(デッド・エクイティ・スワップ)によって合併までに解消する。
オレンジライフの宅配システムとエブリデイ・ドット・コムのシステム開発力を一体化し、インターネットを活用した宅配ビジネスを全国展開し、株式公開を目指す。
オレンジライフは03年5月、評論家・大前研一氏率いるエブリデイが支援に乗り出し、04年6月民事再生法適用申請から1年半で再生手続きを完了した。その後、ハローデイが資本参加し、現在の出資比率はエブリデイ50.09%、ハローデイ23.28%、阪急キッチンエール18.75%、その他7.88%。
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