◆ 01 対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その84回
三原苅田商工会議所会頭9
◆ 02 改革派前市長による希望の提言(14)
木下敏之前佐賀市長 人材格差の是正−2
◆ 03 川のシンポジウム2008
「川は誰のものか ~私たちが変える公共事業~」
対アジア拠点空港としての北九州空港整備考 その84回
三原苅田商工会議所会頭9
■先人の明が新北九州空港を産んだ
□九州の玄関口として誇れる空港に夢を持って育てよう!
苅田商工会議所 三原晴正会頭に聞く
北九州空港誕生までの秘話と今後の期待 (9)
-新空港ができて苅田の町に大きな影響はありましたか
三原 元々苅田町には多くの元気な企業が進出してくれていましたので、びっくりする変化はありませんでした。
苅田町は日本の市町村で唯一トヨタと日産が同居するところで、空港が近く便利になり企業活動が活発化する材料になったとは思いますが。
昼間の流入人口が約5千人もあるうえ、若い世代が働く場所も多いので各地の商工会議所からの視察は途切れません。
日本の最高技術を学ぶため500人以上の外国人が苅田の企業に在籍しています。西日本工業大学の留学生も多くいます。海外路線が増えればもっと増える可能性があるかもしれませんね。
-新空港ができ、今後苅田町発展のために何が必要ですか
三原 日本は少子化が進み人口も減っている。世界の中で日本経済の競争力も落ちてきている。そうした中で狭い日本の国土は道州制ぐらいの単位が、一番地域や人が活性化されると私は考えます。
人が元気に生活していくためには、まず働いて稼ぐことが必要です。苅田はその働くための場である元気な企業を、九州の中で、日本の中で一番引っ張ってきた歴史を持っています。
九州の玄関口、アジアビジネスの中心として北部九州の可能性は非常に高く、苅田町という小さな視点でなく、大きな絵を描きながら人や企業が元気に集まるためにどうしていけばいいのか考えることが重要でしょう。
先人や関係者各位の明で人の移動と物流の素晴らしい拠点が産まれました。今後も九州の将来の絵を描く中で、空港とともに歩み、誇れる町づくりを続けていかなければならないと考えます。
つづく(インタビュー・清田進)
苅田商工会議所 http://www.kanda-cci.com/
━━ 北九州空港を考えるサイト
北九州から飛ぶ東京! スターフライヤー http://www.starflyer.jp
1便5:30 北九州エアターミナル http://www.kitakyu-air.jp/
とべとべ北Q 北九州空港振興協議会 http://www.tobetobekita-q.jp/
改革派前市長による希望の提言(14)
木下敏之前佐賀市長 人材格差の是正−2
■人材格差の是正−2
《勉強の場所がない地方》
また、地方は社会人が勉強する場がないということも弱点です。東京のように、バリバリのビジネスマンだった人が教授を勤めるビジネススクールなどがないのですから、そのような環境で自分を磨いていくためには、ひと工夫もふた工夫も必要です。
地元の大学もありましたが、経済関係の学部になると、いまだにマルクス経済学的な思考の教授もたくさんいて、地元の企業がすぐに使える戦力が出てくるわけもありません。私も大学で講義をするようになり、大学の内情を教えてもらえるようになると、多くの方から「実はうちの大学は、マルクス経済学の人が多いのです。」との話を聞きました。全く資源の無駄遣いです。
《企業の進出先はすでに決まっている?》
市長を辞めた後、企業の方たちと企業誘致について話をする機会があり、その時に、地元自治体が色々と誘致活動をしても、事前に大体どこに進出するかは決まっているとのお話を伺うことが何度もありました。
特に投資規模の大きなものほど、自治体の出す補助金のウエイトは低くなり、自分の他の工場との配置の関係や製品の運送の問題、従業員の確保の問題が先に検討され、いくつかに絞り込んだ後に、地元の条件などを見ながら、場合によっては競わせて補助を吊り上げながら、どこに工場を建設するかを決めるというのです。ですから、そこに良い学校があるかも一つの要件になるそうです。
この話を聞くと、トップセールスをしたなどと威張っていても、しょせんは進出企業の手のひらの上で踊っていただけなのかもしれません。むしろ、地域の教育力を高めて人材が豊富であることを示すことや、地域の大学が優れていることが、補助金をたくさん出すよりも大事なのかもしれないなと思いました。
つづく
川のシンポジウム2008
「川は誰のものか ~私たちが変える公共事業~」
1997年に河川法が改正され、市民の意見がより反映される河川行政になったといわれますが、実態はあまり変化がなく、市民と河川の距離は依然としてあり、流域市民の合意形成の中での「豊かな流れで生活を潤す川」といった実感を持てないままとなっております。
このような中で、川と人の関わりについて考え、行動する、きっかけ作りの為に、流域管理に関係する方々を招いての講演会及びパ ネルディスカッションを開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。
- イベントプログラム -
第1部 川の講演会(14:00-15:45)
・「川辺川の過去から未来」 福岡賢正氏(毎日新聞社)
・「淀川水系流域委員会で培ったもの」 今本博健氏(京都大学名 誉教授)
・「隠された砂防ダムの功罪」 田口康夫氏(渓流保護ネットワー ク)
第2部 パネルディスカッション(16:00-17:50)
「私たちが変える公共事業」
[日 時]2008年8月9日(土)14:00~18:00
[会 場]アクロス福岡2階 セミナー室2
福岡市中央区天神1-1-1
[参加費]入場無料!
[共 催]子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る福岡の会
球磨川から全てのダムを無くして鮎の大群を呼び戻す会
[お問合せ先]川辺川を守る福岡の会・事務局(松原)
TEL/FAX 092-332-3860(~夜20時 迄)
*この企画運営には、パタゴニア環境助成金、
及び ケンジードーナツ寄付金を使用しています。
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