●8月11日、第2回住民説明会が開催される
誠意を見せない「お役所」に、住民側は怒り心頭
●竹島の問題はあっても、着実に進んでいる日韓の草の根交流
ソウル大学鄭成模さん、自転車で42日間かけて日本一周
●<2008年・仁川国際物流事業展示会>開催
●8月11日、第2回住民説明会が開催される
誠意を見せない「お役所」に、住民側は怒り心頭
質問状に対する論理すり替えの回答ばかりで
誠意を見せない「お役所」に、住民側は怒り心頭
《一枝住民・保護者と子ども家庭局保育課が全面対決へ》
住民・保護者がこれまで投げかけた公開質問状にどのような回答を出してくるか注目された今回の住民説明会だが、意外と言えば失礼かもしれないが、保育課側は生真面目にきちんと文書で質問項目それぞれに答えを用意してきていた。
しかし、その内容に目を通し、保育課の説明を聞くに連れて、表面上の生真面目さとは裏腹の、「お役所」側の論理のオンパレードで、逆に住民・保護者は、市に裏切られた感覚を強く持つ結果となった。
お盆の直前で、オリンピック中継と重なる悪条件ながら夜7時からの説明会には、第1回説明会より若干参加者が少なくなったものの100名近い住民、保護者が参加していた。
最初の約1時間は保育課が用意した回答文書を読み上げたが、説明が終わると同時に、回答内容の矛盾や不誠実さを指摘する意見が保護者・住民側から相次いだ。
回答内容は、盆明けに詳細をご紹介するが、お役所の「論理すり替えテキスト」としては、最高の出来栄えかもしれない。
このテキストを参考にして、北九州市という行政の体質をこれからひとつずつ暴いていこう。
住民説明会参加者へのプライバシー配慮から説明会中の撮影は遠慮した。
保育所保護者会と守る会では「一枝保育所を守ろう」とノボリまで作っていた。
尚、記者はこの問題で、ある市議会議員と話す機会があった。一枝の状況を良く知る立場の方だが、こういうことをおっしゃっていた。
「戸畑は、面積が狭いところに多くの保育施設がある。八幡西区の木屋瀬の方に行くとひとつの小学校区が戸畑よりも広いぐらいだ。北九州全体を見渡して、住民エゴでなく、市有地の活用を考えて欲しい」
こういう話が市会議員の口から出るのもびっくりだが、一枝の問題で、そこに実際に暮らし、子どもを育てている保護者やそれを支えている地域住民が、保育所が遠くなり、通えなくなる家庭がでてくるので、なんとか一枝地区に保育所を残して欲しいと願い、訴えることが「住民エゴ」だろうか。
地域の問題を地域が本気で考えているのに、それを住民エゴと言い放つ政治姿勢が行政への不信を広げ、北九州市政の衰退を招く原因となるだろう。
また、説明会の中で、住民側はなんとか本音でお互いに話し合おうと誘い水を投げかけるが、保育課側は全く建前を崩そうとしない非人間的やりとりが目立っていた。
政治家も行政も、まだ本音の部分を見せれば、住民との信頼関係を保てるだろうが、本音を語らない人間には、誰も信頼を寄せないことは確かだろう。
北橋市長殿、一枝住民と本音で話し合いできますか?
市民の声を大切にするという市長に、まず話し合いの見本を見せていただきたいと願うばかりだ。
つづく
【取材 松尾潤二】
●竹島の問題はあっても、着実に進んでいる日韓の草の根交流
ソウル大学鄭成模さん、自転車で42日間かけて日本一周
8月11日(月)午前、国道3号線を小倉から門司へ入ったところで一人のサイクリストを見つけた。
夏場、こうした全国を駆け巡っているサイクリストは珍しくないが、自転車の後部に韓国の小さな旗を掲げているのに気が付き、車を停めて話かけてみた。
鄭成模(Jung Sung-Mo)さん24歳、ソウル大学の学生で、7月2日に下関に入り、それから42日間かけて日本全国、北は北海道から南は鹿児島まで4400kmを一人で走り抜けたそうだ。
ちょうどこの日、出発点の下関に戻り、関釜フェリーで帰国するとのことであった。韓国は兵役があるので、卒業の歳が日本より遅くなるが、卒業旅行で、関心を持っていた日本を自転車で見て回ろうということだろう。
現在、日韓関係では竹島(韓国側からの呼称は独島)問題でギクシャクが見られるが、気軽にこうして自転車で韓国の若者が日本を回ってみようと考えられるまで、若者の世界では草の根レベルで、もっと理解し合おうと、お互いの意識が広がってきていることを感じた出来事である。
少し話がずれるかもしれないが、先日北京オリンピック柔道男子60kg級で韓国の崔敏浩選手が予選から決勝まで、見事な一本勝ちの連続で金メダルを獲得した。
記者も学生時代に柔道三昧の生活を過していたので、崔敏浩選手の相手と組む時の姿勢の良さや組み手の美しさ、身体さばきがいかに素晴らしいか、よく分かった。
日本の指導者が教える理想的な柔道スタイルを、韓国の選手が実践して金メダルを獲得したのだ。
ポイント制となりレスリング化したルールの中でも、一本勝ちにこだわり、それを実現できる選手がいることに、国を越えて拍手を送りたいと思った。
小さな出来事の積み重ねかもしれないが、共通の価値観を見出せれば、必ず日韓関係は長い目で発展できると記者は確信している。
【取材 松尾潤二】
北九州市の姉妹都市・仁川広域市では、発展著しい仁川港、仁川国際空港の物流機能の更なる充実を図るとともに、北東アジア地域における国際物流拠点構築に向けた活動を積極的に展開している。
こうした取組みの一環として、10月7日~10日の4日間、国内外の物流関係事業者を対象にしたコンベンション「仁川国際物流産業展示会」を開催。
北九州市に所在する企業・団体が出展する場合、「ブース使用料免除(無料)」「出展参加者2名の期間中の宿泊費全額支援」などの特典(インセンティブ)が準備されている。
名 称:2008年 仁川国際物流産業展示会 (Inter LOGIS 2008)
HP:www.interlogis.kr
期 間:2008年10月7日(火)~ 10月10日(金) 4日間
会 場:仁川ソンド(松島)コンベンシア
展示規模:8,416㎡(国内外企業135社、420ブース)
入場者数:35,000名(国内外のバイヤー等)
主 催:仁川広域市、韓国貿易協会
主 管:仁川観光公社、国際物流支援団
●北九州市内企業・団体に対する特典(インセンティブ)
ブース使用料免除(無料):但し、展示内容に関する費用は出展者負担
出展参加者2名の期間中の宿泊費全額支援
港湾・空港・物流施設、仁川経済自由区域等の無料見学会開催
●展示概要
<問合せ先>北九州市港湾空港局総務経営課
TEL:321-5939 FAX:321-5933
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