◆第2回住民説明会での子ども家庭局保育課からの
誠意のない回答に、住民側は猛反発
◆8月23日(土)午前9時50分より新北九州空港で
「京築神楽ライブin北九州空港」が開催される!
◆「新・北九州市基本構想」を検証する(1)
◆第2回住民説明会での子ども家庭局保育課からの
誠意のない回答に、住民側は猛反発
8月11日の第2回住民説明会での子ども家庭局保育課からの誠意のない回答をうけ、14日に住民側は北橋市長をはじめ、市議会病院保健委員会の全議員に対して、「一枝地区からの保育所移転反対の要請書」を提出した。
盆直前の11日夜、一枝市民センターで行われた第2回住民説明会で、住民側からの公開質問状に対して、子ども家庭局保育課は正式な回答文書を持って臨んできた。
しかし回答内容は、一枝地区住民の根本的疑問をはぐらかすものばかりで、全く誠意のないものであったため、住民・保護者側は移転反対を訴える活動を続けることになった。
説明会の中で、子ども家庭局保育課の部長は、「一枝保育所移転は北橋市長に地元の反対運動も含めて度々報告を行ない、正式に了解を取っている案件だ」と説明を行なった。
そのため住民側は、これまで主に保育課に対して移転反対を訴えていたが、北橋市長にも反対の鉾先を向けざるを得ないと判断し、8月14日市庁舎秘書課を訪れ、北橋市長へ「移転反対の要請書」を提出した。
少し長くなるが、その要請書を紹介しよう。
秘書課の係長に要請書を提出した一枝保育所を守る会・住民代表たち
「北九州市長 北橋健治 殿
2008年8月14日
要 請 書
本日の住民説明会は1回目の説明会と同様に、保育課は一枝保育所保護者会や住民から出された公開質問状に対して、また保護者会活動を制約する違法行為についても何一つ答えることができず。しかも回答書と称して答えたもの全てが、問題の本質をすり替えた虚偽そのものの回答でした。
現在の実情を真摯に受けとめてください。
この移転計画の実態の本質は、一枝の住民にとって事実上の保育所閉鎖、廃園そのものであり、子育ての場を強引に奪う計画そのものです。
私たち一枝保育所保護者会、守る会はじめ移転反対の署名に取り組んで頂いた一枝校区全自治会、子ども劇場、一枝を中心とする市民劇場の会員、一枝学童、健和会労組、市職労保育部会、新婦人の会、一枝幼稚園理事・関係者、各企業社宅・団地、各マンション管理組合、年金者組合など、この問題にかかわったすべての団体、個人になり代わり次のことを要請します。
一、 一枝幼稚園が3年後に廃園になろうとしています。幼稚園の理事の方がたには幼児教育を守るため、場所の提供も含め、一枝保育所存続のために真剣に考えていただいております。保育課のいう現地建て替えができない根拠はことごとく、崩れてきています。子育ての場を奪うのではなく、地域とともに作り上げていくまちづくりにしていくためにも、強引に移転を推し進めないでください。
二、 性急に結論を下さず、子供や保護者・一枝住民の目線に立った現地調査を速やかに実施し、子どもの送迎がいかに困難であるのか、子育てがいかに困難になるのか、市長自らが先頭にたち、現状の実情と実態を把握し保護者や住民の窮状を真摯に受けとめてください。
三、 一枝保育所にかかわるすべての団体個人に対して充分な説明責任と子育て日本一を実感できるまちづくりとは何か、厚生労働省が示す保育所の保育指針の原点である子どもの利益を最優先に考えることとは何か、具体的に私たちの前に提示されることを要請します。
四、 住民の大多数が反対している一枝保育所閉鎖・廃園は、住民の過半数が納得出来る具体的な提示がない限り、仙水町への工事着工計画は中止すること。
以上」
一枝住民・保護者は、移転問題で北橋市長と直接話し合う機会を設けるよう、秘書課及び保育課に求めたが、果たして北橋市長がこのタイミングで住民・保護者と話し合う勇気を持っているかどうかは分らない。
また秘書課の係長は、要請書を預かった際も反対運動そのものより、「大手新聞社がこの件で記事を書くだろう」という住民側からの話を心配していた程度だ。
いよいよ8月21日には第2回の陳情を受けて、市議会病院保健委員会の審議が行われる。
市議会「病院保健委員会の議員たちの良識」が問われようとしているが、その審議の成り行きを注目しよう。
【取材 松尾潤二】
つづく
◆8月23日(土)午前9時50分より新北九州空港で
「京築神楽ライブin北九州空港」が開催される!
「京築神楽ライブin北九州空港」が開催される!
32もの神楽講が存在する、「日本一の京築・神楽の里づくり」を見に行こう。
京築地域の神楽は、江戸時代以前からの長い伝統を有するものから、現代的な新たな感覚を取り入れた創作神楽まで、その成り立ちや特徴は様々で、一つの地域に32もの神楽講が存在する地域は全国的にも例がなく、京築地域の誇るべき伝統文化だそうだ。
今回の「京築神楽ライブin北九州空港」は「京築・神楽の里」を地域の財産として積極的に地域内外にアピールし、「京築といえば神楽、神楽といえば京築」と言われるような「全国ブランド」となることを目指し、開催する。
日時:平成20年8月23日土曜日9時50分から
場所:北九州空港ターミナルビル(北九州市小倉南区)
内容:1.神楽公演(空港ターミナルビル2階)
京築神楽7団体が神楽の舞いを披露
2.京築地域の特産品展示販売(ターミナルビル横イベント広場)
京築地域の農林水産物・加工品の販売
主催:京築連帯アメニティ都市圏推進会議
(福岡県、行橋市、豊前市、苅田町、みやこ町、吉富町、上毛町、築上町)
京築神楽の里づくり推進協議会
詳しくは http://www.pref.fukuoka.lg.jp/d11/keitikukaguralive0823.html
【取材 松尾潤二】
「これからのまちづくりと都市経営」をテーマに、8月8日(金)、午後6時30分から国際会議場でタウンミーティングが開催され、関心を寄せる500人余りの市民を前に、北橋市長の基調講演、基本構想審議会委員によるパネルディスカッションが行なわれた。
2020年(平成32年)を目標年次とする「新・北九州基本構想」の策定に当たっては、当初、市議会無視との批判もあったが、3部会で構成する市民会議を設置。施策やアイデアが専門的な見地から議論され、7月23日に「北九州市基本構想・基本計画(案)《中間とりまとめ》」が示された。8月中に市民からの意見募集、基本構想の愛称募集を行ない、10月に審議会による最終答申。12月には市議会に上程される。
その間、地域福祉ネットワークの充実や子育て・教育について、市長と語るタウンミーティング(対話集会)が各区で予定されており、「ハートフル北九州」の構築に向けた施策が本格始動する。
今回示された新・基本構想(案)は、福祉・子育て・教育などを最重要施策に位置づけたことで北橋カラーを打ち出しているが、全体的に見ると、前・末吉市政が進めてきたルネッサンス構想の「焼直し」といった印象を否めない。
5期20年にわたる末吉市政の行財政改革によって、北九州市の財政体質は徐々に健全化し、新北九州空港や学術研究都市、響灘大水深港湾などの大型インフラ整備をはじめ、2,200件を超える施策に着手したことで、脆弱な財政基盤改善の方向性が明らかになってきた。近年、響灘地区を中心に企業誘致が活発化し、北部九州地域への自動車産業の集積や市内企業の大規模投資によって、雇用環境も好転の兆しも見えはじめている。
こうした状況からすれば、新・基本構想の骨格としてルネッサンス構想の継承・発展を掲げることは、当然といえば当然の選択だ。
しかし、整備された社会基盤を「知恵を駆使しながら、如何に使いこなしていくか」という観点に立って新・基本構想を検証すると、いくつかの課題が浮かび上がってくる。
つづく
【取材 森脇喜一】
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