あす北川氏ら講師にシンポジウム
官製不況に「せんたく」すべき道を!
「国は中小企業者を半減させる企みを持っているのではないか」―。
そんな疑念が現実のものとなろうとしている。昨年6月21日、建築基準法が改正、施行された。だが準備不足だった。現場は混乱。全国の新規工事の着工は止まり、マンション価格の高騰、それに伴う販売不振。そして建設、不動産業会は倒産の連鎖が起きている。この嵐は官の失政によると断じたい。この未曽有の危機に打ち克つために、私たちは何ができるのか。
弊社はあす26日午後3時から、中央区渡辺通のホテルニューオータニ博多でシンポジウム「官製不況に打ち克つ~建設・不動産業界が『せんたく』すべき道とは~」を開催する。
講師には、元三重県知事でマニフェストによる選挙改革を提唱したことなどで知られる北川正恭・早稲田大学大学院教授▽前佐賀市長で弊社メールマガジンの「脱藩官僚 縦横無尽」の執筆者でもある木下敏之氏▽首都大学東京戦略研究センター教授で建築家の青木茂氏―を招く。屈指の論客である3氏が顔をそろえる。
講師として訪れる木下氏、北川氏、青木氏(左から)
今回のシンポジウムは、「中小企業の経営が成り立つ環境整備、法整備」が必要との認識から開催する。民間業者の声なき声も一致団結しスクラムを組めば大きな声となる。国会議員及びその関係者も多数来場する。そこで業界の悲痛な叫びを直接届けるため、民の力を結集させ、役人に物申していく。そして官製不況に打ち克つ。そのチャンスである。
協賛団体として、(社)福岡県建設業協会▽(社)九州住宅建設産業協会▽福岡建設同友会▽福岡建設協力会福岡県鉄筋事業協同組合▽(社)福岡県舗装協会▽福岡県中小企業団体中央会▽九州板硝子工事協同組合▽福岡地区生コンクリート協同組合▽福岡県コンクリートブロック工業組合▽福岡県中小建設協同組合▽福岡県建設専門工事業団体連合会▽日本鳶工業連合会九州ブロック▽福岡県瓦商工組合―などに名乗りをあげていただいた。約1,000人が参集する予定だ。
当日は午後2時半に開場、同3時開演。北川氏には「生活者起点」の行政改革派の立場から、木下氏には地方行政に関わっていた立場から、青木氏には建築設計に携わっている立場から、それぞれ提言を頂く。改正建築基準法や建設業界の問題点をさまざまな角度から浮き彫りにし、民間業者が「せんたく」すべき道を導き出すことで、業界の活性化の一躍を担いたい。そんな願いを持って、あすのシンポジウムを迎える。
詳細などはこちらをご覧ください。
https://www.data-max.co.jp/2008/07/01/080701_kansei.pdf
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