01◆戸畑区一枝保育所の移転をめぐって
8月11日19:00 第2回住民説明会開催決定
02◆8月8日北九州ミュージックプロムナード2008
「オープニングプレミアムステージin紫川」開催
03◆「開港場・仁川の情景」展、いのちのたび博物館で開催
04◆日韓自治体間交流と「竹島問題」(5)
~日韓友好を未来に繋ぐのが、九州の自治体・市民の役割~
01◆戸畑区一枝保育所の移転をめぐって
8月11日19:00 第2回住民説明会開催決定
―果たして保育課は公開質問状に誠意のある回答を出してくるか注目しよう
7月22日の第1回住民説明会で、強引に仙水町への移転案を進めようとする子ども家庭局保育課に対して、出席した地域住民と一枝保育所の保護者たちは、保育課の説明に全く納得できず、これまでに提出した公開質問状に対してきちんと文書での回答を用意した上で第2回の住民説明会を開催するよう求めていた。
また第2回の住民説明会は、保育課主催ではなく、自治会の主催で開催し、それに保育課も出席して再度、移転問題への説明を行う形でスケジュール調整が行われていた。
保育課と住民・保護者の間で日程調整でも少しゴタゴタがあったようだが、ようやく8月11日(月)19:00~一枝市民センターでの第2回住民説明会の開催が決まった。
第1回の住民説明会は、保育課の意向で保護者と一枝地区住民以外の参加は認められなかったが、第2回説明会は一枝校区の自治会が主催するので、この問題に関心のある方には条件なく積極的に参加いただきたいとのことだ。
地域の子育ての中心である保育所を一枝校区に残さなければならないと危機感を持って活動を続けている地域住民・保護者と、「役所が一旦決めた移転案」は何としてでも強行しようとする保育課との熱い第2ラウンドの成り行きが注目される。
前回の説明会で要求したように、これまでに保護者・住民から提出された公開質問状の項目それぞれに、保育課が論点をはぐらかさず誠意をもって回答を出してくるのかどうか、当日の展開は不透明だ。
(記者としては、これまでの答弁の繰り返しで、質問項目個々に応えることはないだろうと予想している。個々の質問に答えようとすると墓穴を掘るのが目に見えているのだから)
ところで8月2日(土)、記者は一枝地区住民への取材に行っていたが、ちょうど保護者の有志が11日の第2回住民説明会に参加を呼びかけるチラシ配布を行っていた。
真夏の暑い日差しの下、自分たちの大事な時間を割いて、地域の人達へ説明会への参加を呼びかけていた。
自分の都合のためだけでなく、地域の将来も考えた上で一枝校区に何とかして保育所を残していこうと活動を続けている保護者・住民には頭が下がる思いを感じる。
配布していたチラシの中に手作りのイラストも入っていたので紹介しよう。
メルマガの読者でこの問題に関心とお時間のある方は、是非11日の説明会に参加していただきたい。
取材 松尾潤二
続く
02◆8月8日北九州ミュージックプロムナード2008
「オープニングプレミアムステージin紫川」開催
北九州出身・在住の一流アーティストがジャンルを超えて、ここに集合!!
1996年に始まった「北九州ミュージックプロムナード」も今年で13回目を迎える。
一流ミュージシャンのコンサートとともに、「街全体をステージに、市民がミュージシャン、観客、スタッフとして参加する市民参加型の軽音楽フェスティバル」がテーマとなっている。今年のオープニングとして下記のとおり、北九州出身・在住の一流プロアーティストがジャンルを超えて集合!!熱いステージが開催される。
タイトル:
「北九州ミュージックプロムナード2008
オープニングプレミアムステージin紫川」
日時:8月8日(金)17:00~21:00
場所:紫川 紫江’S前水上ステージ(少雨決行)
(荒天時はスミックスホール エスタに)
出演:
大内義昭with Angelico Sauce
海田明裕& ISLAND WINDS
aluto
T.I.N.Y QUARTET(田部俊彦、井島正雄、野本秀一、YAS岡山)
入場料:無料!
問合せ:北九州ミュージックプロモナード事務局 093-871-8882
9月30日まで北九州市内のいろいろな会場で有料・無料のコンサートが開催される。詳しくは下記サイトでご確認を。
http://www.k-mp.com/
取材 松尾潤二
日韓交流行事の中止や延期が相次ぐなか、仁川広域市との姉妹都市提携20周年を記念する特別交流展示会の開会式が、8月2日(土)、八幡東区の「いのちのたび博物館」行なわれた。
「開港場・仁川の情景」展は、19世紀末の仁川開港時の古写真や資料、古い町並みを描いた水彩画などを紹介する展示会で、韓国からは権英国・仁川広域市立博物館長、金在烈画伯らが出席。北橋市長や一般市民が集う中で、韓国伝統舞踊のサムルノリや則松中学校琴部の演奏が披露された。
去る7月19日、仁川広域市立博物館で「近代北九州市100年の歩み」展をオープンしたが、いのちのたび博物館が海外の博物館との間で相互に企画展を開催するのは初めての試み。小野雄一館長は「今後とも機会があれば実施したい」と抱負を語った。
「開港場・仁川の情景」展に展示された水彩画は、日本でも人気を博した「冬のソナタ」のロケ地の風景を描いた画家として有名な金在列画伯の作品が中心。懐かしさを憶えるような仁川の何気ない情景の描写に心和む。
(取材:森脇喜一)
04◆日韓自治体間交流と「竹島問題」(5)
~日韓友好を未来に繋ぐのが、九州の自治体・市民の役割~
竹島(独島)領有権に関して日韓共に歴史的根拠を示しているが、韓国・世宗(セジョン)大学教授の保坂祐二氏は、日本外務省の竹島問題に関する公式HPの記述に触れ、次のように述べている。
(外務省HP:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/index.html)
「徳川幕府が鬱陵島への渡海を禁止した1696年以前と、竹島を島根県に編入した1905年以後に分けられ、その間、約2百年間について竹島に関する言及がない」とし、「竹島が日本領であることを証明する資料がないか、或いは資料があっても日本にとって不利なもの」である可能性が高いと語っている。
いずれにせよ、日韓両国は互いに自国の正当性のみを主張するのではなく、先ず日韓共同で歴史的経緯を検証する作業が必要である。勿論、日韓双方が納得できる結論を導き出すまでにはかなりの期間を要することが予想される。その間、竹島(独島)周辺12海里(約23km)を日韓の歴史的シンボルゾーンとして、日韓両国が共同管理・保全する方法を検討してはどうだろうか。日韓の感情的な衝突を拗らせるより、はるかに現実的かつ未来志向的な措置であると思うが・・・。
しかし、領有権が曖昧な中で韓国が竹島を実効支配している現状に対しては、国際司法裁判所に提訴することが日本の取るべき対応であろう。
日本は1954年と62年の二度にわたって、竹島の領有権問題に関して国際司法裁判所に付託することを韓国側に提案したが、韓国はこれを拒みつづけている。紛争の両当事者が合意しない限り、同裁判所に付託できない仕組みになっている以上、根気強く韓国側に働きかけるほかない。
竹島(独島)は、日韓の友好ムードが高まってくるとその存在が疎まれ、政権に対する国民の不満が高まると、その矛先が転化される、言わば「ガス抜き」の役割を担わされてきた。こうした背景には、長きにわたる日本の植民地支配が影を落としている。
就任後、日本を訪れた韓国の李明博大統領は、「足を踏んだ方は直ぐに忘れてしまうが、踏まれた方の痛みは直ぐに消えるものではない」と語った。
終戦から63年、日本では「ヒロシマ」「ナガサキ」の悲惨な記憶が継承されている。日本の終戦記念日は韓国にとって「光復節」。日本の植民地支配から解放された日だ。8月15日が近づくにつれ、韓国民の記憶は自尊心やナショナリズムを高揚させ、「独島問題」に結びついてゆく。
韓国の人々のこうした心情を理解しながら、日韓友好を未来に繋いでいく信念を持ちつづけることが、日韓交流をリードしてきた九州の自治体・市民の役割であろう。
(文責:森脇喜一)
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