《残念ながら9月議会本会議でも、一枝住民からの陳情案は不採択となった》
一枝住民から提出されていた「現一枝保育所に隣接する公園への移転」陳情案は、本日9月30日本会議で審議が行なわれ、委員会に続いて、共産党以外の議員の反対で「不採択」となった。
この結果、仙水町での建設準備を止めていた福祉事業団は、一気に建設開始に向かう可能性が高くなった。
3月末までに建設を終え、「年度内に予算を消化することが最優先である」と、保育課と事業団は、一枝住民・保護者とこれ以上の話し合いを進める考えはないだろう。
しかし一枝住民はまだ3回目の陳情案を提出して、議会にも受理されているので、市議会としては保健病院委員会と本会議で陳情案の審議を行なう義務があり、保育課と事業団は、これまでの説明と実際の建築案の面積が大きく異なる矛盾や移転後の障害児家庭の送迎問題などを具体的に説明しなければならない。
「市立門司病院の指定管理者選考で議事録を残していない」など保健病院委員会で管轄部署の不手際が明らかにされ、委員会も行政サイドに厳しい指摘をする場面がでてきたが、一枝保育所の問題も、住民や保護者が納得できるまで議会として誠意を持って審議を続けて欲しいものだ。
本日で閉会となった北九州市議会であるが、議員提出案の審議を見ていると議案内容により各会派の賛否がかなり割れていた。
北橋与党である民主系会派から提出された議案も他の会派からNO! を食らって否決される場面もあり、市議選を来年に控えて議会内での会派ごとのつばぜりあいは激しくなっているようだ。
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