福増設か新空港か（３）
　福岡空港調整会議ステップ４最終報告案公表
　 ステップ４で検討事項していく事項

（２）９月下旬から始まるステップ４では、
滑走路処理容量の算定
将来対応方策の詳細検討と代表案の検討（滑走路増設案と新空港案）
将来対応方策の比較評価及び特徴の整理
将来の方向性選択のポイント

について市民意見交換会などを通じて意見を募集していくことになっている。その後「福岡空港調査ＰＩ有識者委員会」へ実施報告書が提出され、そこでＰＩが適切に実施されているかどうかが判断され、調査の終了が承認されれば「福岡空港の総合的な調査」が終了したという手順になっている。前述の「福岡空港調査ＰＩ有識者委員会」は、どの方策を選択するのかの権限はなく、あくまでもＰＩがきちんと運用されたかどうかを議論する場なので、方策の是非を判断することはできないだ。

　最終的な対応策を決定するのは以下の行政機関である。
国土交通省九州地方整備局（空港ＰＴ室）、国土交通省大阪航空局（空港企画調整課）、
福岡県（空港対策局空港計画課）、福岡市（総務企画局空港将来方策担当）
　といってもその部局の担当だけが決めるわけではなく、国の空港政策の如何と福岡県、福岡市の首長の動向が大きな判断要素になる。しかし、市民が今から何を言っても無駄だ、ということにはならないだろう。日本、九州・福岡をとりまく情勢や足元から空港問題を論じ、意見をどしどしぶつけていくことで、市民こそ選択する権利をもっていることを示すことが可能だと思う。

１、滑走路処理容量の各案の算定結果（増設４案と新空港案の比較）

　
　

　
　
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