佐賀で集め福岡で運用
佐賀銀行の預金量規模は、2008年3月期で1兆7,449億円である。その預金のうち融資に回されているのが1兆2,010億円、68.8%の融資運用率となっている。預金は本拠地の佐賀県で預金量の77.8%が集められ、福岡では20.0%集められている。一方融資では63.7%が佐賀県企業向けであるが、福岡向けは39.3%となっている。資金は佐賀で集められ、貸付は福岡で行なわれている実態がこの数値からも明らかとなる。
預金量は06年3月期の1兆7,098億円から354億円増加している。しかし融資額は06年3月期の1兆2,293億円から283億円減少している。預金量は拡大したものの融資は慎重姿勢になっていることが窺え、国債等の購入など自主運用分を拡大させている実態が鮮明となっている。