福田首相の辞任を受け、自民党総裁選管理委員会は9月2日、総裁選の日程を同10日告示、22日投開票に決めた。
福岡県連は午後緊急執行部会を開き、すでに総裁選への出馬を表明した麻生太郎幹事長を推すことを決めた。昨年行なわなかった党員投票を今回は実施することも決定した。
突然の辞任表明に、自民党内からも驚きの声が聞かれた。
ある自民党県連幹部は昨夜、「こんなに早く辞任するとは思っていなかった。びっくりしている。急に解散になったらバタバタになる。総裁選の手順について早く決めてもらい、県連として対応していく」と語った。
福岡4区の渡辺具能議員は「驚いた。何があったんだろうという感じ。福田さんには命がけでがんばってほしかった。どういう手順で新しい総裁を選ぶかになるが、総裁選をやるにしても、スピーディにやって首班指名をする必要がある。景気対策を含めやらねばならない課題が山積している。国民のために政治があるのであって、自民党のための政治ではないということを肝に銘じなければいけない」と話した。
今回の辞任劇には、党内外で「投げ出し辞任だ」と批判の声が相次いでいるが、民主党の関係者は「麻生氏が総裁になったら麻生氏の方が戦いにくいという面はあるだろう」と打ち明けた。