若い世代の保護者ほど、北九州の現状に絶望感を抱きつつある

　一枝保育所のある保護者からメールが届いた。
　これを読むと、この半年間のやりとりで、北九州市の市長、議員そして役人たちへの不信感が、絶望的なところにまで至っていることがよく分かる。
　「自分の子ども達のため」「地域のため」にと多くの時間を割いて頑張っている、やる気のある若い世代をここまで絶望に追いやっている今の北九州市で、権力を握っている人間の責任は大きい。

　「北橋市長も、結局役所と同じですね。北九州だけでなく日本の役人や議員は本当に信用できる人が少ない。公務員は公僕、議員は住民や国民の代表であるということを忘れている。このような状況で、日本の社会が良くなっていくはずがない。皆私利私欲に走っている。
　今年の北九州市職員の夏のボーナスは、前年より増えたと新聞の記事でずいぶん前に見ましたが、ボーナスは企業で言えば利益が出た分を社員に還元するもので、北九州のように大赤字の状態でボーナスを増やすなど普通では考えられません。
　ボーナスを増やす分の何分の１かで、保育所の隣の空き家が購入できるのではないですか？
（記者注：現地建替え期間中）公園に仮の園舎を建てる費用も十分賄えるのではないでしょうか？」

　赤字を招いたのは、誰の責任でしょうか？
　「自分達の懐は暖かくして、税金を払っている住民を無視し続けると大変なことになるのではないでしょうか？
　少し考えないと本当に夕張のような状況になって、住民の流出が止まらなくなるのではないでしょうか？
　役所と議員で自分達の考えた事をすべて行なってきたために今の大きな借金があることを、少しは気がついてもいい時期に来ていると思うのですが…。
　こんな状況では、人口は増えませんよね。これから北九州に越して来ようという人には、周辺の苅田や遠賀、水巻などの周辺を勧めたいですね。
　私も、家を買っていなければ、こんな北九州は、捨てて出て行きたい気分ですが、すでにこの地に居を構えたわけですから、何とか住みやすい一枝になるよう、皆さんと協力してこれからも活動をやって行こうと思います。」
（後略）
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