《アフターケアやクレームに即時対応するため、北九州一円に営業圏を絞っている》
地域密着と女性の目線、更に見えないところにこだわったウルトラストロング工法などで着実な施工実績を誇るハゼモト建設。営業管理課の田代潤子氏に戸建て部門の戦略を引き続き。
「家族の健康を守ることも家造りの大事なポイントだと考えています。
若い世代のお客様が多く、特に刺激に敏感なお子様にはすくすくと育っていただくため、本物の自然素材の良さを知っていただきたいと思っています。建設業界の皆さんなら『珪藻土』が、様々な化学物質を中和・除去したり、湿度を調節する吸・放湿作用があることをよくご存知だと思います。
床には銘木ムク材を、壁には珪藻土といった具合に、素足に木のぬくもりを感じていただきながら、室内の空気を心地よく保つ組み合わせで、ご家族が健康にお住まいいただけることを願っています。
最近では、トイレの壁まで珪藻土を使った施工事例もあります。
陽の当たりにくいところにありがちなトイレですが、ニオイや湿気が全く気にならないとご好評いただいています。
他にも安心安全という意味では、防犯ペアガラスの採用などがあります。
当社のキーワードは、『安心と絆』です。
ご家族の中での絆がしっかり守れる家造りと、安心の家造りを通してお客様と当社の絆を深めていくことです。
資金計画から、土地探し、将来を見越したプランニング、施工前会議への施主さんの参加、施工中の現場確認、アフターケアまで一貫して地元のお客様といっしょに家造りをさせていただいていますので、引渡し後もお客様とのお付き合いが長く続いています。
そうしたこれまでのお客様との絆のお陰で、次のお客様が「施工事例をご覧になりたい」という時に、お引渡しした住宅へ見学にご案内させていただけることが多くあります。当社の地域活動では「珪藻土を使った木工教室」や「夏休み農業体験」など子育てに係るイベントも行なっていて、多くのお客様に参加いただいています。
最近も社長の友人の小倉南区の農家で、ピーマンの収穫をお客様やお子さんたちとが楽しんで一緒に盛り上がりました。企業としてはもっと積極的に営業範囲を広げていけばいいのかもしれませんが、基本的には北九州一円に絞っています。それは、アフターケアやクレーム対応で、その日の内に対処できるかどうかということも重要だと考えているからです。地域で生まれ、地域で育った工務店として、今後もお客様との信頼関係と絆を深めていこうと思っています。」
ハゼモト建設が10月4日から売り出した「マミーズタウン片野新町」を見ても、小倉の中心部に近い便利なロケーションながら2,000万円台の手頃な価格帯で、若い子育て世代向けに、女性の目線をうまく活かした住宅を開発している。不動産・建設不況と言いながらも、家を建てたいというお客様は必ずいる。そのお客様とどのように絆を作っていくのか、ハゼモト建設の戦略はいいテキストだろう。