注目を集める大分No.1デベロッパーの(株)本多産建だが、関連会社である(株)ホンダアルファ都市開発の破綻は既報の通りである。
そこで、ホンダアルファ都市開発について近況をお伝えしようと思う。
ホンダアルファ都市開発は1985年7月設立の製材業者・不動産開発業者。同社と本多産建は親子会社の関係ではないが、本多産建の本多会長が殆どの株式を保有するいわゆるオーナー会社であり、同社の代表も長らく同氏が務めていた。
ところが破綻の1ヶ月前、突然の代表交代により会長の甥が同社の代表に就くこととなった。周囲には「若返りのため」と説明されていたが、そのひと月後の破綻に取引先も困惑の色を隠せない様子だ。
民事再生法による再建を目指している同社だが、信頼関係が損なわれた状態で債権者の同意が得られるのか? スポンサーは付くのか? という懐疑的な見方がいたるところで聞かれている。