《ついに仙水町での建設工事開始が決定、11月5日、現地で安全祈願祭》
10月14日に福祉事業団の理事会が開催され、一部理事の反対はあったものの、仙水町への移転工事を請け負う建設業者の選定が行なわれた。
昨日10月30日に突然、一枝保育所保護者に1枚の通知書が配られた。
その中身は、11月5日に九州工業大学横の仙水町で「(仮称)一枝保育所新築工事」安全祈願祭を行なう、というだけのものであった。
現在の一枝保育所の場所から、利用者にとって不便な仙水町の市有地へ移転を強行しようとする福祉事業団と市保育課に対して、保護者も地域住民も依然納得していない状況であるにもかかわらず、これ以上の話し合いは不要とばかりの一方的な通知である。
事業団はホームページに「私たち北九州市福祉事業団職員は、ご利用の皆様の側に立ち、市民の皆様とともに新たな発想と情熱で一人ひとりが胸を張り福祉サ-ビスの提供に取り組みます」と書かれているが、本当に胸を張って仙水町への移転新築が利用者である一枝保育所の保護者たちのためになると言い切れるのだろうか。
市議会は一枝保育所保護者・地域住民からの第3回目の陳情書を受け付けているが、陳情審査も行なわれていないし、保健病院委員会での審議予定はまだ決まっていない。
福祉事業団も保育課も、これまでの反対運動がまるでなかったかのように、ただ建築を進め、年度末までに予算を消化することだけしか考えていないようだ。
子育て日本一を標榜するなら、保護者や地域住民に最後の最後まで理解を得る努力を続けるべきではないだろうか。