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3、ずさんな収支計画で、病院経営は大丈夫でしょうか。
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2008年11月12日 11:30

 福岡市の収支計画では、1日の患者数は420人としていますが、それは現こども病院の平均患者数1日300人弱の全てが人工島に通院することを前提としています。更にベッド数が増えることでその半分の40人が患者として通院し、更に産科、脳外科、皮膚科の診療科目の増で50人、救急外来で30名の患者の増加を見込んでいます。しかし、人工島に移転した場合、現在の患者全てがその後も診療を受け続ける根拠はどこにあるでしょうか。現在の市内利用者のなかで、西区・早良区の患者は22~23%いるため、その半数が人工島に行かなくなれば患者数は10%ほど少なくなります。多くは近くの福大病院や浜の町病院などに行くと考えられ、1日の外来患者420人がという数字は極めて怪しいものです。

 また、ベッド数が増えるから自動的に通院患者が増える根拠はどこにあるでしょう。救急外来についても、現在の百道浜の急患センターに来ている患者の半数がくると想定していますがそのようになるのか、またそもそも救急外来の体制ができるのか疑問が残ります。

 ベッド利用率ついても、計画では90%としていますが、この数字も都合がよいように数字合わせしたもので、現状の70%~80%と同程度と見ることが妥当です。このように、患者数やベッド数など、都合が良いように数字を合わせているとしか言えません。加えて、個室を増やし、差額ベッド料1日8,000円から12,000円とすることでも、入院患者は減少し、計画通りいかないのではないかと考えられます。これらのことは将来の拡張性の根拠がないことを示しており、ずさんで過大な収支計画になっているといえます。このままでは立派な建物はできたが医師はそろわない、患者も来ない、赤字も膨らみ、負の遺産を残すという結果になりかねません。

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