福岡市は西部地区における小児2次医療の提供体制の維持については、九州医療センター、浜の町病院に小児医療訂正の整備の要請をした結果、各機関に勤務する医師の診療担当(専門領域)の調整を含め、小児医療の確保に向けて、より具体的に検討することになったとして、9月に両病院を含めた協議会を設置して第1回の協議会を開催しました。
しかし、その協議会では福岡市から具体的な患者の転院予測など示されず、協議ができないままに閉会しています。浜の町病院や九州医療センターがどこまで小児医療を充実できるのかわからないにもかかわらず、転院が患者への対応になるとしています。医師不足の中、新こども病院、浜の町病院、九州医療センターともに、医療スタッフがそろうだろうかという状況のなかで、西部地区の小児2次医療体制が整備できるとはとても考えられません。このままでは西部地区が小児医療の空洞地区となり、小児医療問題の根本的な解決にはなりません。