福岡市総務企画局国際部による不適切な海外出張について報じてきたが、杜撰な公金管理の実態は残された公文書からも明らかである。
データマックス取材班は、「アジア文化賞」関連に絞って、公文書の改ざん、間違いなどがないか求めていたが、5日、担当課から正式な回答を得た。
結果、これまでNET-IBで指摘してきた不適切な公文書のほかにも、通常なら認められない事例があったことが明らかとなった。そのいくつかを紹介する。
まずは、決済日、支出日ともに記載がない文書である。しかし、決済印が押されているという不思議なものである。これで公金支出が許されたというのだからあきれてしまう。(「インド・コルカタ」出張分は既報。今回あらたに別の1件が加わった。)
決済・支出日記載漏れしているケース(クリックで拡大します) |
決裁印漏れしているケース(クリックで拡大します) |
本来、黒塗りにする必要がないところを隠したケース。単純なミスといえばそれまでなのだが、情報公開請求に対する福岡市の姿勢がよく出ている。
本当は黒塗りにしてはいけないものを消していたケース(クリックで拡大します) |
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