2006年、福岡市の元副市長らが、フランス・ボルドーへの海外出張の帰路、本来の出張目的を外れパリに滞在していたことを報じたが、福岡市への情報公開請求で入手した公文書から、新たに旅行命令と日程表が一致しないケースが存在することが分かった。
2008年7月に行なわれたバングラディシュ、スリランカへの海外出張は「旅行命令(依頼)書」による出張期間と「出張日程表」に記された日程が異なる。命令書では7月14から24日まで、11日間の出張となっているが、日程表の方では、7月14日に福岡を出発し、同20日に福岡着と記されている。4日間分が消えている。
この出張に関する一連の文書が合致していなければ、公費支出の根拠は崩れる。
出張をした職員に説明を求めているが、2週間以上経った今日、回答は得られていない。
(つづく)
【市政取材班】
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