九州自然食品協同組合(福岡市早良区)は福岡市内で16日、特定非営利活動法人・全日本健康自然食品協会(東京都文京区)ならびに九州自然食品協同組合親睦会と合同で新年会を開催した。同協同組合は、九州エリアの自然食品の小売店が集まったもので、1974年、前理事長の下司雅章氏が「自然食品を販売する小売店と問屋、メーカーの助け合いの場」として発足したもの。昨年急逝した同理事長の後を継いだ荒木清治理事長の下で初めての新年会となった。
冒頭の挨拶で荒木理事長は、同組合が「組合員あっての組合」であることを改めて確認したうえで、「(今後も)各支部で組合員の意見を聞いて、それを反映していくことのできる運営姿勢を維持していきたい」と決意を述べた。また、デフレ不況が続いている厳しいマーケット事情に触れ、「スーパーの安売り商戦は、消費者不在の消耗戦である。消費者が買い求めやすい価格を追求する努力は必要だが、質のいいモノ、安全なモノを通じて消費者の健康づくりのお手伝いをするのがわれわれ(自然食品専門店)の生きる道」だとし、その対策として、「今年はメーカー・小売・問屋の三者が一体となって、知恵を出し合う協議の場を多く持つようにしたい」と抱負を語った。