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高まる中国海軍のプレゼンス
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2010年1月18日 11:21

 1月16日、海上自衛隊のインド洋における洋上給油活動が幕を閉じた。中国は、日本に代わり洋上給油への意欲を見せているという。実現すれば、中国海軍のプレゼンスはますます高まることになるだろう。

 1月17日、福岡市内のホテルにおいて「福岡県郷友連盟」の新春祝賀会が開催された。航空自衛隊西部航空方面隊司令官・小野田空将が『周辺諸国の軍事動向と航空自衛隊の現状について』と題して講演。小野田空将は講演のなかで、年々増強している中国軍事力の現状について説明、日本の排他的経済水域(EEZ)において、中国船による無許可の海洋調査が頻繁に行なわれているということを明らかにした。

 2009年版防衛白書によると、中国海軍船舶の総排水量及び隻数は、132.3万トン、885隻となっている。これは、アメリカ(602.2万トン、945隻)、ロシア(202.8万トン、1,040隻)についで世界第3位である。ちなみに日本は、34.5万トン、150隻で、世界第6位。数を比較するだけでも、中国海軍の「存在感」を知ることができる。

 専門家によると、中国の海洋調査は潜水艦航行のために行なわれているという。この行為に対し海上自衛隊は、対潜哨戒機P-3Cや護衛艦による警戒監視行動を続けている。しかし、中国船舶は「どこ吹く風」という体で海洋調査を行なっている。これが海の実態なのだ。
監視行動に携わった経験がある、海上自衛隊OBが言っていた。「海において“友愛”は感じられない」と。


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