井筒屋は1月9日(土)、中村眞人社長から影山英雄新社長への交代(3月1日付)と、2010年2月期の連結決算における最終利益が1億円の黒字から一転、30億円の赤字に転落する決算修正を発表している。
1月11日(月)の井筒屋の株価(東証一部)は前日の40円から一時高値45円を付け、社長交代と山口銀行出身者の管理本部長に就任する人事が好感され、当日の終値は42円で引けた。しかし、翌13日の終値は再び40円を切って39円となり、先週末の終値も40円と低迷している。
メイン行である山口銀行は、過去に「そごうグループ(小倉そごう・黒崎そごうなど)」、「ちまきや」(山口市)に対して、200数十億円にのぼる債権償却を実施しており、井筒屋再建のカギを握る同行の動きに注目が集まっている。
【北山 譲】
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