■行政書士Gさん
私は職場から近いということもあり、駅前のヨドバシカメラをよく使う。ベスト電器はパッと見て、従業員にやる気が感じられない。ある商品が欲しくて探していたら、「必要だったらあそこにありますよ」というそっけない態度をとられた。しかも若い店員ではなく、そこそこ中堅と見られる店員にだ。品揃えにも問題はあるかもしれないが、やはり従業員教育に一番の問題がある。とにかくダメとの印象をぬぐえず、その一件があったためにベストには行かなくなった。
でも、やはり地元の雄だからベストには頑張ってほしい。ただ、悪い噂が先行して聞こえてくるので、そうしたイメージを払拭しないといけないだろう。ベストとビックカメラの中間に住んでいたらどちらに行くか? やはりビックに行くだろう。ポイントも大きな要因だと思う。
先日、あるホテルに会合で行ったが、そこは従業員の教育がきちんと行き届いているなと感じた。ベストもそうした点を見習ってほしい。
■会社役員Hさん
私はヤマダとヨドバシをよく使う。ベストはアウトレット店などを始めたが、それでもヤマダの方が安いという印象がある。ベストしかなかった時代から比べると、圧倒的に客の数が違うと感じる。また、にぎやかさや明るさ、聞きたいときに店員が近くにいるかどうかといった面でもヤマダの方が優れている。
商取引も多少あるが、そこで問題が起こったことはない。それよりも、ダイレクトメールの不正事件でつまずいたことが顧客離れを決定づけたと思う。いろいろな話が報じられているだけに、ネガティブなイメージが先行してしまっているのではないか。
■サラリーマンIさん
今年初め、私が中学3年生の息子とベスト西新店に行ったときのこと。息子が「パソコンが欲しい」と言っていたので、初売りのチラシを見てベストに行った。予算は5万円。パソコンとしては少ないが、プロバイダなどを併用すれば本体は安くなるというサービスを利用することにした。
ベストで受けた説明は、「指定のプロバイダに加入しなければ安くならない」というもの。当然だ。しかし、問題はそこではない。わりと年配の男性に商品説明を受けたが、サービスの仕組みの意味自体がよく分かっていないようだった。不安になり、ビックカメラ天神1号店に向かった。こちらは、イーモバイルと併用すれば本体が約3万円になるものを勧めてきた。息子はこちらに即決した。「でもよく考えてみると、さっきの商品と合計金額はあまり変わらんよね」と息子に問うと、「こっちの方が、説明が上手だし安心できた。だからこれに決めた」と答えた。
結局、商品を買うか買わないかの境目はこうしたところだと思う。中学3年生の息子に、「あの店(ベスト)は大丈夫とかいな」と心配させるような接客では論外だろう。
なお、『Net-IB』読者の皆様のご意見も広く集めたいと思う。ぜひ、https://www.data-max.co.jp/ask.htmlまで皆様の想いをぶつけてほしい。
【大根田 康介】
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