「週末はいつもこんな感じ」というのは宮崎一の繁華街である一番街近くのコンビニの店長。宮崎市時計の針は深夜12時を回っているのにも関わらず大賑わい、どの飲食店もそれなりに繁盛しているように見えた。「でも、今日はちょっと少なめ」(コンビニ店長)というが、着ている服装から現地は観光客よりも市民が多いように感じた。宮崎には、ご当地B級グルメとして名高い「にくまきおにぎり」をはじめとした牛や豚を使った料理は多いが、特に敬遠されているようには見えなかった。とある飲食店に話を聞けば、「体に影響がないから普通に観光客も注文しているみたいです」という。焼肉店、居酒屋など宮崎牛を堂々とアピールしている。しかし、宮崎市内の観光ホテルは予約客からのキャンセルの電話が増えているようだ。観光客の減少で売上高が減少しているのは間違いないのだが、現地は口蹄疫の影響を全く感じさせないほどの賑わいぶりに、温度差を感じた。
(つづく)
【矢野】
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