一方、10時の博多駅前音羽公園の第1声を皮切りに、県内11カ所で街頭演説を行なったのが民主党公認の大久保勉候補(49)である。15時45分から行なわれた糟屋郡須恵町における街頭演説には、原口一博総務相が応援に駆けつけた。
原口総務相は「税金と年金のムダ削減」「教育改革」の2点を強調。「政権を変え、部屋に入ってみたらなかは荒れ放題。金庫は空っぽ、そのうえ莫大な借金がある」と自民党政権を批判したうえで、「(改革の)後戻りはできない」と訴えた。
その後を受けた大久保候補は「(JALと同じように)日本国も外科手術が必要。膿を出し切らなければならない」「新しい経済成長の仕組みを作る。そのために既得権益を打破する」と集まった有権者へ訴えた。また、選挙期間中の合間に行なう計100km走破を目指す『マラソン遊説』について、必ず自分の足でやり遂げると誓った。ただし、両氏とも消費税の増税に関して、具体的に触れることはなかった。
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