5日、宮崎県は、292例目となる口蹄疫の擬似患畜(感染の疑いがある家畜)を4日に確認した、と発表した。
今回、擬似患畜が確認されたのは、宮崎市大字跡江にある肉用牛の繁殖農場。宮崎市における最初の確認例(285例目)の養豚場から南東約800mに位置する。同農場では、口蹄疫の感染症状である流涎、口腔のび爛などを牛1頭に確認しており、4頭から得た検体については動物衛生研究所などで検査中としている。
また、4日21時半に、同農場で飼養されている家畜全頭を擬似患畜と判断し、防疫措置を開始している。
終息ムードを一転させた今回の確認例に、さらなる被害拡大を心配する声があがっている。
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