11日に投・開票が行なわれた参院選福岡選挙区(定数2)で、みんなの党公認候補で新人の佐藤正夫氏は、当選者確定の報道を受けて小倉北区の事務所内で支持者を前に深々と頭を下げた。その後、佐藤氏は、敗戦理由について記者の質問に対し、「私の力不足」「知名度不足」と、サバサバとした口調で語った。後悔の念を感じさせない、スッキリとした表情だった。
得票は28万7,349票。当選した自民、民主の候補者に水を開けられたものの3番手につけ、第3極・みんなの党の存在感を示した。佐藤氏はこれまでの選挙活動を振り返り、「有権者からの反応は良かった」「みんなの党の政策はこの国に必要なものだ。今は感謝の気持ちで一杯」とのコメントをしている。なお、今後の予定は未定であり、家族や関係者と相談したうえ、決めるとしている。
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