北城さんは、1967年に日本アイ・ビー・エムに入社されてから、システムエンジニアとしての仕事を皮切りに、今日まで一貫してIBMとともに歩んで来られました。1972年にはカリフォルニア大学大学院(バークレー校)で修士課程を修了され、グローバルで活躍する基礎を築かれました。今でこそ米国の MBAは珍しくありませんが、当時の日本では思い切った挑戦だったはずです。
1983年に経営者の登竜門とされる米国IBM の会長補佐をご経験された後、1986年に取締役、1988年に常務取締役、1989年に専務取締役、1991年に取締役副社長 、そして1993年に代表取締役社長に就任されました。1999年には、日本での代表取締役会長とIBM Asia PacificのPresidentをご兼任され、世界的大企業で日本の枠を超えて活躍することができる、数少ない日本人経営者のお一人となりました。
社業の傍ら財界活動にも献身され、2003年から2007年までの間、経済同友会代表幹事を務められたことは人々の記憶に新しいところです。2007年5 月、経済同友会代表幹事を退任されるとともに、日本IBM最高顧問にご就任。その他、複数の日系企業の社外取締役、大学の理事や評議員、政府関係の委員会など多方面で活躍されています。いずれも、私があえてご紹介するまでもない話ですが・・・。
今回のC-Suite Talk Live では、現在北城さんが特に力を入れて取り組んでおられる、社会全体の人材育成やベンチャー企業育成などのテーマについて、お話を伺います。
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